小学館文庫キャラブン！ 身代わり皇帝の婚姻～後宮の侍女ですが、入れ替わった皇帝の代わりに結婚を迫られています～

著者名：松田詩依【著】/ＮｉＫｒｏｍｅ【イラスト】

小学館（2024/10発売）

• ISBN：9784094073997

内容説明

この婚姻、絶対に破棄させてみせましょう！

　朝陽国後宮の中庭にある月夜池には、不思議な伝説が残されている。曰く「満月の夜、池に飛び込んだ者は、ひと月の間、その魂が入れ替わる」。そして、ワケアリの後宮侍女・白麗霞と、朝陽国皇帝の天陽は、池の伝説を証明ごとく、ここ一年ほどですでに二回も中身が入れ替わっていた。一度目は偶然。二度目は他者によって意図的に。そして三度目の今回、互いの利害が一致した彼らは、自分の意志で、池に飛び込むことになるが…。
　そもそも事の発端は、麗霞が天陽の弟・暁光に熱烈に求婚されたことだ。時を同じくして、天陽の方にも隣国の春明から新たな妃・春花が入内した。「人の話をまるで聞かない、思い込みが激しくアピールがやばい」という共通点をもつ暁光と春花の猛攻撃にたじろいだ麗霞と天陽は、意に染まぬ結婚を回避するため手を組むことになったのだ。
「この婚姻、絶対に破棄させてみせましょう！」
「お互いの安寧と、後宮の平和のために」
　麗霞が実は（自分でも全く知らなかったことだが）さきの皇帝の「隠し孫」だった、という爆弾級の秘密が発覚した今、皇帝と侍女の三度目の入れ替わり劇はどのような決着をみるのか。急転直下のシリーズ第３弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ごま麦茶]

シリーズ3冊目。今回は天陽と麗霞それぞれに結婚を迫る相手を諦めさせるため、自分たちの意思で入れ替わる。結婚回避のため…と思いきや、今回もまた国を揺るがす危機に…！妃たちがわちゃわちゃしてるのが楽しく可愛くてとても好き。そして、秀雅さまはさいごまで格好良かったです。最終巻なのかな？続いて欲しいけど、その場合どうなるのかな、と、気になりつつ読了でした。

2024/10/16

[むぎむぎ]

完結？とか、言われてるけどまだ続きそう？謎の占い師とのケリもついてないし。

2024/11/18

[よっしー]

ツッコミどころはあるものの、大方のことが丸く収まってハッピーエンド。秀雅さまのことは残念だけど、最後に美味しいところをかっさらって行った感が…。取り敢えず良かったけど占い師のことはどうすんだ？続くのか？

2025/03/09

[色素薄い系]

一応区切りは付いたけど個人的にはもう少し天陽から麗霞へのアプローチがあっても良かったかなぁと思う。結局彼の魅力がよく分からなかったので…今回の入れ替わりはお互いの婚姻を阻止する為だったけど君達が結婚するって決断すれば即解決だったのでは？と思わなくもない。暁光も我が妻にと麗霞を望んでいたのにあっさり鞍替え(かつての約束を守る為)したのもなんだかなぁという気持ちになってしまった。

2024/11/29