小学館文庫キャラブン！ 身代わり皇帝の災難～後宮の侍女ですが、また入れ替わった皇帝の代わりに命を狙われています～

著者名：松田詩依【著】/ＮｉＫｒｏｍｅ【イラスト】

小学館（2024/03発売）

• ISBN：9784094073416

内容説明

オトコマエ侍女の麗霞、再び皇帝に……！

朝陽国では通例として敬称『天帝』と呼ばれる皇帝。当代の皇帝・陽暁明の後宮には、最強の皇后と美しい幾人もの妃がいる。ど田舎豪族の娘である白麗霞は、その妃の一人――游静蘭と幼なじみだったことから、乞われて彼女の侍女となり後宮に入ったものの、その本性は男勝りの性格イケメン。ある日、池に落ちそうになった暁明を救おうとした際に、どんな天の悪戯か、二人の中身が入れ替わってしまった。しばらく皇帝の中の人を演じたところ、その頼もしくもりりしい言動から皇帝株が急上昇。しばらく身代わり皇帝として過ごした麗霞だったがやがて元に戻って一件落着……したはずだったが。さて、元どおり侍女の仕事に戻った麗霞は、国一番の占い師が「天帝がひと月後の七夕の夜に死ぬ」と告げた現場に居合わせてしまう。直後、皇后・秀雅に呼び出され「お前が暁明を守れ。できなければ、私がお前を殺す」と命じ（脅さ）れた麗霞は、暁明と共にまたしても池に落ち、再び中身が入れ替わってしまった。ひと月後に死ぬ運命なのは、果たして暁明の体なのか、それとも現在の中身（麗霞）なのか。いや、そもそも死ぬ理由はなんなのか。オトコマエ皇帝となった麗霞の捜査が始まる!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[合縁奇縁]

『オトコマエ侍女の麗霞、再び皇帝に……! 』朝陽国の天帝・陽暁明の妃の侍女となった白麗霞は、国一番の占い師が「天帝はひと月後の七夕祭りの夜に死ぬ」と告げる場面に居合わせてしまう。麗霞は暁明と共に後宮の池に落ち、中身が入れ替わってしまい…。「身代わり皇帝の災難」シリーズ第2弾。元通りに侍女の仕事に戻った麗霞は、国一番の占い師が「天帝がひと月後の七夕の夜に死ぬ」と告げた現場に居合わせてしまう。直後、皇后・秀雅に呼び出され「お前が天陽（暁明）を守れ。できなければ、私がお前を殺す」と命じ(脅さ)れた麗霞は、

2024/04/21

[すがはら]

今回もまた、そんなバカなと何でそんな考えになるんだの連続。ドタバタ、ワチャワチャしながらともかく体育会系大団円へ導かれるのがお約束。皇帝と表の重鎮の方々との接触が皆無なのは気になりますが、描かれてないだけですよね。政治もちゃんとやろうね。ヒロインが妃にはなりません!と言って3巻へ騒動が持ち越されました。3巻で完結とのこと。

2024/11/24

[ごま麦茶]

シリーズ2冊目。男前な侍女の麗霞と、ヘタレ皇帝である陽暁明がまたまた入れ替わり。占い師による皇帝が死ぬという予言に立ち向かう。妃たちをはじめ、周囲のキャラクターたちが相変わらず個性的で楽しい。みんな愛重め(笑)皇帝には頑張って麗霞をオトしてほしいけど、まだまだ男前っぷりでは麗霞の方が勝ってるんだよなぁ…頑張れ、皇帝。麗霞の秘密が話に出たけど（思ったよりサラッと出てびっくりしました）、まだ謎は残る感じ。続くみたいで楽しみです。

2024/06/12

[色素薄い系]

前回仄めかされたままで終わっていた麗霞の秘密が判明。前回の事件がきっかけで入れ替わりを知ってる人が結構な数いるので協力してもらいやすいのはやりやすいだろうなぁと思った。改めて麗霞に対する気持ちを自覚し覚悟を決めて打ち明けようとした時に乱入してきた異母弟･暁光。知らない間に麗霞を娶ってほしいと手を回されていた事で心中穏やかでないだろう天陽はどうするのか。麗霞を狙った刺客の雇い主も不明なままで終わっているので続きも楽しみです。

2024/04/09

[むぎむぎ]

まだ続く？

2024/03/21