かさねと昴（５）

著者名：山田金鉄【著】

講談社（2024/10発売）

• ISBN：9784065367926

内容説明

おもちゃの企画開発会社でグラフィックデザイナーをしている柴田かさね（しばたかさね）は、あることで悩んでいた。悩みの発端は、思いがけない事故で同僚の榎田昴（えのきだすばる）のお尻を触ってしまったこと…！ 榎田のお尻の感触が、かさねの大好きなキャラクターの着ぐるみの感触と似ていて興味を持った。けれど、それと同時に、榎田に嫌な思いをさせてしまったんじゃないかという罪悪感が拭えない。榎田は「気にしてない」と言ったけれど、その表情はどこか怯えて苦しそうで…。もっと、きちんと謝らなければ！と強く思うかさね。一方で、榎田にはある隠し事があって――。

5巻では、二人の生活環境が一変し、それぞれの人生が動き始め…物語はクライマックスを迎えます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[イーダ]

完結！この巻はお仕事描写が多かったけど、それも二人がより前進するためのもの。背が高くて女装という、確かに人によっては毛嫌いされるかもだけど、それをどんな形でも肯定してくれる人がいるって大きいですよね。 このふたりはそれぞれが価値観や仕事に頑張ってるので応援したくなる。

2025/01/06

[Decoy]

完結。もう少し読みたかったかも。兄が最低なのだが、ああいう人はまだ多いのだろう…。

2024/11/23

[かなっち]

この作品を読むと色々な好きの形があって、幸せの形も人それぞれなのだと思わされます。女装が好きでもいいじゃない、本人たちが納得していれば…と。そんなシリーズもとうとう最終巻で、寂しい一方で完結に相応しい内容に感動してます。ルームシェアを解消し同棲をスタート、加えて夢のために転職もし…。生活環境が一変し、人生が動き始めました。それまでには女装が身内バレして兄弟喧嘩したり、紆余曲折はありましたが。いつでも何でも話し合って、壁を越えていく二人が素敵なのです。これからもお幸せにと、満足な気持ちでページを閉じました。

2024/11/20

[みやび@夜649]

電子。完結。仕方ないかもしれないけど、友達３人のルームシェアが終わってしまって残念‥。昴兄はめちゃくちゃ嫌いなタイプだが、なんとか昴も負けじと反撃出来て良かった。転職同棲と駆け足だったのでもっとその後がじっくり見たかった〜

2025/03/05

[YHITO]

いい漫画だったなー。いずれもちゃんと向き合っているように見えた。

2025/02/15