全自動お茶汲みマシーンマミコ

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全自動お茶汲みマシーンマミコ

  • 著者名:白井瑶【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • KADOKAWA(2024/09発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048113304

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内容説明

「女の地獄って地続きなんだよね。」
恋愛・結婚・親子関係・不倫・友情・美容・美醜――
あらゆることに絶望しながらあらゆることを諦めて
それでも希望を捨てきれない女性たちを
新進気鋭の作家 白井瑶が描く短編オムニバス小説。
『死者とセックス』『まだ「女の子」やってるの?』ほか
著者ブログで連載の短編小説に加え、
SNSで話題「全自動お茶汲みマシーンマミコ」
シリーズ完結の新作書き下ろしストーリーを収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

18
自らを全自動〇〇マシーンマミコと心中で語っていくOLのマミコ。 嫌な事もスイッチON OFFで切り替え、自分磨きで日々を乗り切っている。彼女の日常と、おすすめのコスメSNSでの呟きを中心に、合間合間をマミコと同様、ままならない現実を生きている女性達の生活模様短編が挟まれる。バラバラなようで繋がっていたりで、全体的に上手にまとまっている一冊。毒ユーモアを交えつつ、いつしか人間の心を忘れてしまったマミコは、現代社会にもどれ程存在するのか。 軽快で巧みな文面もとても好き。 今後追うべき著者さんになりました。2024/09/21

hutaro

15
ちょっと笑ってしまうくらい昭和のクソみたいな慣習が続いている会社で、クソルーティンをそつなくこなしているマミコ。マシーンだから何も感じない(本人談)し、冷静に周りを見ている。そんなマミコを何故か嫌いにはなれず、見守っていたくなる。数々のコスメで自分を飾り立てることだけが、マミコが自分のためにやっていることなんだろう。マミコの話とは別で、振られて急にLINEをブロックされた女性が、相手に社内メールでなぜ別れたのかを問う話があり、最後小気味よく終わった。別れたらどうでも良いとは思うが、こういうのも有り。2024/12/01

さちこ

10
実際にこういう事があるんだろうな〜と思います。コスメがたくさん出てきます2024/12/23

フロランタン

8
痛々しい女子たちがたくさん。 みんな頑張ってほしい。だめなとこたくさんあっても魅力的な子たちが描かれてた。おかげでこちらも気持ちが明るくなりました。 明日もがんばろーっと。2024/11/24

サクラ

8
本屋で見かけてどうにもこうにも心惹かれた1冊。初読み作家さん。うん、出会えて良かったです。取り留めもないような話や、えっ!?と思えるものまで。口裂け女の作品がめちゃめちゃ爽快でした。2024/10/22

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