内容説明
仲良く、幸せに生きるために――。
暴力と不幸の根本的原因を分析し、社会を平和と幸福の方向に変革する具体的な方途を示す。
2020年に刊行された『共存と福祉の平和学』を大幅に改訂し、イスラームと仏教の幸福観・平和思想にも論及した、著者の集大成ともいえる一冊。
目次
はしがき
第一部 暴力:争いと貧しさの原因
第1章 戦争の原因:人間の暴力と農耕牧畜社会
第2章 戦争の原因:国民国家と経済的要請
第3章 貧困・格差の現状
第4章 貧困・格差の是正
第二部 暴力にあらがう志向:長く広く共に下から
第5章 平和を目指して:非暴力と非殺人
第6章 長い時間:宇宙と人新世
第7章 もう一つの道:脱成長と新時代
第8章 広い視野:有情も非情も
第9章 共に生きる:共感・共同・共有
第10章 幸せとケア:しなやかな強さと奇跡の存在
第三部 宗教と戦争:イスラームと仏教の幸福・平和と最近の戦争
第11章 イスラームと仏教の幸福
第12章 イスラームと仏教の平和
第13章 イスラエル・パレスチナ紛争の歴史と現在
第14章 ウクライナ戦争とイスラームの共存様式
あとがき
参考文献