内容説明
皇后だった実母が禁忌を犯し廃嫡された香綺国の皇子・怜永は、病に倒れた養母の治療法を求め、秘術に通じる孤島の紅紗族を訪ねた。偶然にも紅紗の盟主・雀炎の力を借りることができ、養母を苦しめる原因は呪術だと判明する。折しも宮廷では不可解な事件が相次いでいた。怜永は再び雀炎と共に捜査にあたるが、すべては怜永が廃嫡された15年前に行き着く。陰謀渦巻く宮中で、誰が誰を呪っているのか? 謎が謎を呼ぶ中華宮廷幻惑奇譚。陰謀、愛、呪術…点が線になる時、廃嫡皇子は真実を知る!
目次
序章 紅紗の凰
第一章 後宮の隠れ花
第二章 蝶々炎上
第三章 桜霧散
第四章 羅玄の印
終章 海を渡る鳥
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
皇后だった実母が禁忌を犯して廃嫡された香綺国の湊王・怜永。病に倒れた養母の治療法を求め、秘術に通じる孤島の紅紗族を訪ねる中華風ファンタジー。紅紗の盟主・雀炎に認められ、助力を得て養母を苦しめていた原因を究明する怜永。そこから養母を苦しめていた呪術、高官の娘たちがなぜか次々と炎上する事件、そして実母が謎の死を遂げた過去を雀炎と探るうちに一連の事件が繋がっていく展開で、雀炎との相棒感もなかなか効いていて、事件を解決することで過去の不名誉も解消されて、これからの希望を感じさせてくれる結末はなかなか良かったです。2024/08/17
てみさま
3
香綺国の第三皇子である珠怜永と、紅紗族の宗主である凌雀炎のバディもの。怜永の養母の原因不明の病から皇太子の呪詛事件、装飾品の発火事件、そして十五年前の桜明皇后(怜永の母)の自死にまで話が及ぶ。権力欲にまみれた者の策略と、高貴な者たちの愛憎劇の全てが明らかになっていく中、怜永と雀炎の仲も良い感じになっていて、とても面白かった。2025/03/23
むぎむぎ
3
続くかなー?2024/09/06
よっしー
2
この作者さんのバディ物はBⅬ臭もあまりせず、中々楽しくて良いのですが…続きが出るかどうか微妙な感じなのが難点かな。出来れば続きが読みたい。2024/09/27
はじめ
1
今のところ、この作者さんの作品の中では一番面白かった。呪詛や化学など、色んなことを知ってる紅紗族という存在もいい。思ったよりも壮大な話が一冊に綺麗にまとまってて、読み応えあった。でも、主人公が見た過去の光景が気になりすぎる…!まさかそこが明らかにならずに終わるとは思わなかった。続きがあれば、ぜひ読みたい。2025/10/05




