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内容説明
都会から緑こく、虫の多い田舎に引っ越して来たよりさん6人家族。まるで虫たちが呼び寄せたような不思議な事が次々に起き、都会育ちで虫嫌いの家族の悲喜劇が始まります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
31
テーブルにこの本を置くのも躊躇してしまった(笑)。表紙も裏表紙も色鮮やかな毛虫、蛾、蝶のイラストがみっちり。虫嫌いの娘がぎょっとすること請け合い。そして冒頭から毛虫を踏んづけるシーン。うげげ。でもそうよね、嫌いでも踏んづける気にはなれないし、他人がそうするのを見たくもない。虫一匹でも人の反応は違うんだと思い至る。新年一発目の子どもの本の読書会、課題本。2018/01/16
mntmt
21
よりさん、偉い!嫌いな毛虫のことを図鑑で調べたり、向き合う姿勢が立派だなあ。私は、毛虫を見るとパニックになるくらい、苦手です。恐る恐る読んだけど、毛虫の神秘的なところを知ることができて、良かった。ちょっとファンタジーな所もあるし、独特な面白さがありました。でも、毛虫の絵が多すぎだよ〜。2015/11/20
たまきら
19
絵につられて。ほっこりとしたエピソードが淡々とつづられていきます。虫のこと知りたいようなそうでもないような、な方は楽しめると思います!2018/02/15
はる
18
図書館本。これは子どもの本なのか、おとなの本なのか?いったい誰が読むんだろう??表紙に芋虫・毛虫がぞーろぞろ。蝶と蛾がぱーたぱた。啓蟄、清明、季節の移り変わりとともに、よりさんと、虫たちと、小さいものたち、家族、世間との不思議なものがたりが続く。「踏青」みたいな初めて聞く行事も出てくる。人は人でその居どころに、虫は虫でその居どころにうまくいられると良いのだけれど。(関わってもやもやしたり、払って刺されたりするのがツライ)挿絵にひかれて読んでみて良かった。2014/08/24
鯖
17
ダイレクトに虫めずる小説なので、虫ダメな人には絶対に勧められない。それとロハスっぽいというか、ギリギリのところで危うい感じのする小説なので、そこらへんもちょっと。けれども虫めずる人間にとっては、愛おしい話ばかりでした。児童書の棚に並んでたけれど、児童書ではないだろうなあ。テントウムシが羽化し飛び立った小説の結びが「畑で害虫を駆除するために、遺伝子組み換えにより飛べないテントウムシが出来ました!」というテレビのニュースで終わる。なんとも言えない気持ちになった。2015/06/16