内容説明
十二月。期末テスト終了後、杏がバイトへ向かうと店の周辺をうろつく外国人男性と、さらに怪しい男性客と行き当たる。男性客のほうはヴィクトールの父の友人で、彼は「近々、不審者がヴィクトールの周囲に現れるかもしれないので気をつけろ」と警告してきた。店内では杏がバイトを始めるきっかけになった女幽霊に渡した青いサンダルを発見。現れた女幽霊の顔を見てヴィクトールは驚愕する。以来、仕事に来なくなったヴィクトールを家まで迎えに行く杏だったが、彼は不在。しかもヴィクトールの家の倉庫を荒らす男に遭遇し、杏は拘束されそうになる。彼女を助けてくれたのは、例の青いサンダルの女幽霊とかつて店にたびたび現れていた小椋の元妻の幽霊だった。事件の恐怖から数日学校を休んだ後、杏はヴィクトールから彼の過去と青いサンダルの女幽霊の正体、そして杏への想いを明かされて……? 怖さも甘さもクライマックス、オカルティック・ラブコメ完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mariann
20
もしかしたら初の糸森先生のラストまで読んだ作品かも。私が読んでた糸森作品はいつも途中で終わっちゃってるので感無量。そしてあとがきを読んで、先生の細やかな細工に何一つ気付けていないサラッと読者な私。もっと深くよまないとなって反省でした。お狐様も完結しますように。2024/12/18
陸抗
18
最終巻。怪奇現象と今までの謎が解き明かされる。うやむやのままに終わった話もここで収束するのかとびっくりしたし、あちこち飛んでいた話も妙な繋がりを見せて凄かった。杏、無事で良かったと胸を撫で下ろしたくなるくらい。杏とヴィクトールの甘々が無ければ、かなりキツかったかもしれない。2024/09/26
由貴
2
最終巻。せっかく伏線が回収されてるのに間が空いたせいで話しを忘れてしまったからもったいなかったな。今度最初から最後まで間を空けずに読み直したい。途中やっぱり心霊現象より人間の方が怖いな…と思っていたのにラストでやっぱりホラー怖い!という気持ちになった。2024/11/11
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