内容説明
十一月初旬の土曜。杏とヴィクトール、雪路、小椋という、室井を除いた椅子工房「TSUKURA」の面々は隣町の文化センターに来ていた。来月に閉鎖されるこの施設で使用されていた家具類を買い取るためである。小椋の話術もあり、交渉相手の湯沢、久保田らとのやりとりは円滑に進む。だが、遅れてやってきた米沢がたくさんの不気味な子どもたちの幽霊をその身にまとわりつかせているのを、杏と雪路だけが目にしてしまい……? オカルティック・ラブコメ、甘いだけじゃない第6弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mariann
23
ホラー味が強め。けどかなりの数の幽霊と事件の大きさが比例しない気が… いや、あのチャーチチェアが海外から引き連れてきたのか?壮大! 今回は雪路との絡みが多かったのでヴィクトールを欲した。そんで乱読な私は加納くんと上田くんの話は記憶が朧で。うーん… 2023/08/22
よっしー
20
怖かった…その光景を想像するだけで怖かったです。杏と雪路の遭遇する怪異が中心でしたが、ヴィクトール含む大人組の面々も様々な違和感を感じていたようで…。全てが紐解けて良かったと思う反面、本当に怖い展開でした。おかげで、恋愛方面のほっこりにもそこまで癒されず…。ホラーな部分に引っ張られすぎちゃったかな。2024/09/17
陸抗
18
ホラー要素も人間怖怖要素も増し増しで、怖いもの尽くめだった。序盤の糖分高めの展開は、それでか!子供と大人、各々で違和感を感じたお陰でヴィクトールが真相を暴いて、これでやっと救われたんだろうか。2024/09/22
由貴
5
ホラー的な怖さと、人間の怖さと、少しのときめきと。今回はホラー的な意味でも人間的な意味でも怖さ増し増しだった。好きなシリーズだから次巻で最終幕なのが残念。けど予告的に杏とヴィクトールの関係が進みそうで楽しみ。2024/01/01
アイ
3
今回は幽霊怖かったけれど、人間の方が怖い!ラストで隠したものは次で解決するんだよね?次で終わりなのはショック。10巻くらいまでは出てほしかったな。2023/06/19