内容説明
お高が作太郎と暮らし始めて二年、芸熱心な芸者がさらう三味線の音が響く日本橋芸者の町・檜物町に、一膳めし屋丸九は店を移した。先代・九蔵の味を再現しようと、作太郎は新しい店の二階で宴会の営業を始めることを提案する。九蔵の料理帖には、しいたけと芝えびの真薯、春の雪、ふわふわ玉子など、手間はかかるがとっておきの献立が残されていたのである。奮闘するおかみ・お高、手伝いのお栄やお近、ついてきてくれた常連客、そして花街ならではの新しい顔ぶれも加わって、一膳めし屋丸九の、新しい物語が始まります!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
137
日本橋北詰近くの店から、檜物町に店を移した一膳めし屋丸九。お高と作太郎が一緒に暮らして二年。店主のお高、手伝いのお栄、お近は変わらない姿にホッとする。作太郎も店を手伝う…、手伝うって、おいおい、作太郎、絵はどうした。もう書かないのかい。まあ、お高と作太郎の仲は良いことはいいことだけど。作太郎、ホントに絵を描かないのかな。常連の徳兵衛、惣衛門、お蔦もおかわりはないが、所が変われば、客も様変わりのようでして、まあ、いろいろありますな。料理は旅館の御膳にあるような料理もあり美味しそう。今後の展開が楽しみです。2024/07/30
タイ子
76
一膳めし屋「丸久」のお高の父親が開いた店はもらい火を受けて無くなり、新しく芸者の町と呼ばれる場所に新店を開いて2年。お高と作太郎も一緒に暮らし幸せな日々を送っている。チャンチャン!で終わったら今作の意味がない。幸せそのものの感じだけど、以前は絵や作陶で放浪していた作太郎がこんなに落ち着く?みたいな疑問は絶えず頭を過るのは私の考えすぎか。新店の2階で宴会の営業を始めたら大繁盛。いつもながら、熱々の白いごはんとおかず、甘味が美味しそう。新しい場所で新しい人との出会いも楽しみな新章の始まり。2024/06/25
はにこ
50
私は作太郎と一緒になるのは反対だったんだけどな。っと言っても仕方ないんだけど。丸九も引っ越して新しい土地で商売を始める。夜の営業も始めて大忙し。そんな丸九に新たなメンバーも加わる。絵描きとしても料理人としても微妙な作太郎。絵描きとの交流もあるし、またふらっとどこかに行きそう。。2024/10/16
あつひめ
24
新シリーズ1巻目。火事ですべてを失って新しい生活のスタート。と同時に、お高は念願かなって作太郎と暮らすことになったようだ。これで丸九の常連さんたちの心配事も無くなった。にしても、釣りを楽しんだり、魚をさばいたりしている作太郎は自分の気分次第で手を出しているようで私的には好感度ゼロ。お店も2階で宴会をするようになっても、宴会できる日を決めようにも「お高ちゃん、これこの通り」と手を合わせられると断れない相変わらずのお高。体を壊さなきゃいいけど。新しいご近所さんたちも増えてこれから丸九は賑やかになるね。2025/05/11
たんぽぽ
20
一膳めし屋丸九が焼けて場所が変わったのね、なんだか寂しい. お高は作太郎と暮らしながら、丸九を続けている。が無理が過ぎるんじゃないのかな? 女に甘えるのが上手く、女に無理をさせちゃう男なんじゃないかな?作太郎。 丸九の料理を手伝ったり、器に口を出したりするのもちょっとちがうような気がしてすっきりしない。2024/07/23
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