内容説明
★マイクロソフトが描くAI時代の業務アプリ
★その進化を体験できる1冊です
マイクロソフト社は自社サービスに「生成AI」を取り込む動きを加速させており、その動きによって「業務アプリケーション」の世界に2つの変革が起ころうとしています。本書は、その2つの変革を実際にさわって学べる本です。
変革の1つめは、生成AIによる業務アプリケーションの「開発支援」です。従来は、人がプログラムコードを記述するか、もしくはローコード開発ツールを使って作成していました。生成AIが組み込まれると、つくりたい機能を日本語入力すればよく、開発スタイルは大きく変わります。ローコード開発ツールの目標は「エンジニア以外によるアプリ開発」でした。その目標は、生成AIの支援によって初めて実現するかもしれません。
変革の2つめは、チャットボットのようなAI機能を業務アプリケーションに埋め込めることです。大いなる可能性を秘めた機能であり、従来にはなかったタイプのアプリケーションをつくることができます。
「さわって学べる」というコンセプトでつくられた本書なら、実際に手を動かして新しい世界を体験できます。
目次
第1章 AI時代のアプリ開発
1-1 「機能としてのAI」と「開発支援としてのAI」
1-2 ローコードとAI
1-3 Power PlatformのAI機能
1-4 本書の目的と構成
第2章 Power Platformの開発環境
2-1 Power Platformと環境
2-2 AI開発のための環境を作る
第3章 Copilotを使った会話による開発
3-1 Copilotで作れる手軽なアプリ開発
3-2 会話しながら在庫管理アプリを作る
3-3 データに対するフローを作る
3-4 まとめ
第4章 AIを使った要約システム
4-1 この章で作るAIアプリ
4-2 SharePointサイトとTeamsチャネルを作る
4-3 ファイルをアップロードしたらTeamsに通知する仕組みを作る
4-4 AI機能で要約する
4-5 まとめと課題
第5章 社内資料から調べて回答するボット
5-1 この章で作るAIアプリ
5-2 Copilot Studioを始める
5-3 コパイロットをカスタマイズする
5-4 Power Automateと組み合わせてカスタムなフローを作る
5-5 作成したコパイロットを利用する
Appendix Power Platformの開発環境を構築する
A-1 Power Platform開発環境
A-2 Office 365 E3(Teamsなし)試用版の導入
A-3 Teams Essentialsの評価版の導入