角川文庫<br> 小説 劇場版モノノ怪 唐傘

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角川文庫
小説 劇場版モノノ怪 唐傘

  • 著者名:新八角【著者】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • KADOKAWA(2024/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041140901

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内容説明

アサは文字書きの仕事にあこがれ大奥へやってきた優秀な新人女中。一方、同期のカメは仕事が不得意で先輩にいじめられてばかり。アサは彼女のお世話に追われるが、それでもカメといるときはからっぽな自分の中に何か豊かなものを感じることができるのだった。大奥では集団に染まるために、大切にしてきたものを捨てろという。自分の想いを殺すこと、それでも捨ててはいけないもの……。少女たちは悩み、そして――事件は起こる。様々な過去を背負い大奥にやってきた女中たち。大奥を舞台に繰り広げられる、彼女たちの情念がモノノ怪を生みだす――。そこに現れるのは、謎めいた薬売り。形、真、理が揃ったとき、薬売りの退魔の剣がモノノ怪を斬る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

キナコ

36
映画鑑賞後に読了。アニメでイメージができていた分読みやすかった。大奥を舞台にしただけあって、女性同士やお家同士の確執がリアルだった。大奥に勤め始めた2人の女性を中心に物語が進むがカメの天真爛漫なところが大奥には合わないのはすぐわかる。だからこそアサが取った判断も正しいとは思いつつも悲しい決断だよなぁ。時代に飲まれる女性社会の縮図って感じ。アニメーションも綺麗で見応えがあった。2025/02/17

32
映画観に行きたくなった。文章で読むのもいいけどモノノ怪と言えば、あの美しい映像が浮かぶ。2024/06/16

❁Lei❁

26
妖となった人の情念を薬売りが斬る、アニメ・モノノ怪シリーズ。15年の時を経て劇場版となった今回の舞台は大奥です。新人女中のアサとカメは、お勤めを始める前に、大切なものを井戸に捨てるよう命じられます。身も心もすべて、天子様に捧げるために——。映画パンフレットによると、集団と個人の利害が食い違うことを指す経済用語「合成の誤謬」がテーマだそう。それを踏まえて、私だったら何を捨てるか、捨ててまで求めるものは何か、考えながら読みました。本書にのみ描かれているアサとカメの事情を知り、改めて映画の内容を吟味できます。2024/08/06

がんも

18
評判が良かったので映画見ました、以前のTV版はみてません、映画は圧倒的な色彩の美の洪水ですごく良かったのです、ただ物語り的に分かりずらい部分もあったので、補完の意味もあり読んでみました、映画ではわからなかった登場人物の細かい設定も補完されて映画に深みが増した気がします、映画は第2弾もあるようなので来年が楽しみ。2024/08/21

hallelujah

9
映画鑑賞済み。映画だけだとキャラそれぞれの背景とか心理描写とかが足りなすぎて、ノベライズの読了は必須と思った。以前のノベライズの人より描写がわかりやすくて安心した……!/北川の描写は映画だけだと鬱病の人が思いつきで自殺しちゃったように見えていたし、アサちゃんが「北川さんは誰も恨んでいないと思います」と言ってたからでは何故モノノ怪に??てなってたけど、一応大奥への怨みが根本にあり、救いのために自死を選んだと解釈。ただし小説版が映画と同設定かは確約はないけど…。続編の公開日もXで告知されたし、続編が楽しみ。2024/07/28

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