内容説明
戦国北端の武将・南部氏。だが、そこには内紛の種がいくつも芽を出そうとしていた。当主となった南部信直は、領地の統治を試みるが、同族と熾烈な争いが勃発。さらに安東氏、拡大を続ける伊達氏、そして南部から独立した津軽氏までもが迫ろうとしていた。奮戦する信直をよそに、天下統一の波が押し寄せ──。大津波、大震災、そして戦国の波を乗り越え、手腕を発揮した南部氏を描く、長篇歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
miyaz5
5
秀吉から本領を安堵された南部信直は居城を三戸城から宮野城、そして盛岡城へと移す。領内には下知に従わない豪族もおり統治に腐心する中、隣国の伊達政宗は一揆を扇動して南部領に迫ってくる。秀吉の死後、信直も病に倒れ嫡男の利直が南部家の当主となる。関ヶ原の戦いや大阪の陣では南部家存続のために奔走するが、特に活躍するわけではないので小説として迫力不足は否めない。この時代にも大地震による津波被害が二度起きているので、そのことを知れたので意義はあったと思う。2025/12/30
ぱる
2
上下巻、やっと読みました。所々、歴史書みたいなページがあり眠たくなりましたが、参考文献の多さからすると、史実を挟みながら丁寧に書かれた本だなと思いました。 それにしても、南部信直、利直親子は、よく南部家を支えましたね。領内での一揆、豊臣と徳川との駆け引き、大災害、、何が起ころうと、前を向いて立ち上がる。その不屈な南部家に脱帽です。 それと、家康と利直の最後の会談が、とても良かった。2026/03/23
レインツリーの国
2
東北の雄、南部氏を描いた傑作歴史小説! 戦国北端の武将・南部氏。だが、そこには内紛の種がいくつも芽を出そうとしていた。当主となった南部信直は、領地の統治を試みるが、同族と熾烈な争いが勃発。さらに安東氏、拡大を続ける伊達氏、そして南部から独立した津軽氏までもが迫ろうとしていた。奮戦する信直をよそに、天下統一の波が押し寄せ──。大津波、大震災、そして戦国の波を乗り越え、手腕を発揮した南部氏を描く、長篇歴史小説。2024/07/17
moonlit_night78
1
GWで一気に読み切りました。 重厚な物語とともに上巻にあった教科書のような重い文章から下巻でここまで感情を震わせるものになっていた事に驚きました。 利直と家康・信景との会話。信直と政実の最後の会話にはとても心動かされたし、ページをめくるのを止められなくなった経験は初めてでした。 上下巻を通し、南部は沈まずの思いを深く知り郷土への愛は深まったように感じます。 2026/05/06
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