イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • Reader

イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓

  • 著者名:北野佐久子
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 二見書房(2024/06発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576231426

ファイル: /

内容説明

食べ物で解く物語の謎……。

アガサ・クリスティー作品に登場するイギリスの食を解説。
待望の第2弾。

ポアロやミス・マープルの物語を彩る豊富な食の描写や習慣を詳しく知ることで、作品の世界や謎解きをより深く味わい、イギリスについて楽しく学ぶことができる一冊。

幽霊館のビクトリア・スポンジ、名探偵がほおばる焼きリンゴ、
庭師がささやくパイの噂、メイドが盛りつけるプディング、
財宝の謎を解くレシピ、山荘の殺人を探るコーヒーケーキ、
安楽椅子探偵のチーズケーキ、庭園巡りとチョコレート・ケーキ、
事件前夜のロックバンズ、放課後のイングリッシュ・マドレーヌ、
田舎町で味わうスコーンの昼食、アップルタルトと老嬢、
死を告げるティースプーン、骨董道具シュガーハンマー……etc.

◎ミステリーにちなんだレシピ付き


真夜中のココア 『スタイルズ荘の怪事件』
スコーンとゆで卵のランチ 『三幕の殺人』
英国のビールはぬるい 『五匹の子豚』
百年愛されるバースバン 『第三の女』
クリームと草イチゴ 『白昼の悪魔』
なつかしいロックバンズ 『メソポタミヤの殺人』
死を告げるゼラニウム 「青いゼラニウム」
二本のスプーンとビスケット 『雲をつかむ死』
コーヒーケーキのレシピ 『シタフォードの秘密』
骨董道具“シュガー・カッター” 『マギンティ夫人は死んだ』
青空レストランの食事 『終わりなき夜に生まれつく』
栗のお菓子とプラムケーキ 『蒼ざめた馬』
ソーホーとババ・オ・ラム 『エッジウェア卿の死』
カボチャと焼きリンゴ 『ヘラクレスの冒険』
変わり者のグーズベリーパイ 『もの言えぬ証人』
イギリスのキッチンリネン 「教会で死んだ男」
ふさわしい服装 『書斎の死体』
ヨモギギクのお茶 「死のひそむ家」
ピンク・ジンとねずの木 「砂にかかれた三角形」
塩漬け豚とほうれん草 「奇妙な冗談」
ABCショップのチーズケーキ 「サニングデールの謎」
ガラスのアンティーク 『NかMか』
ハーブとしてのスミレ 「鉄壁のアリバイ」
コールド・パイの楽しみ 『秘密機関』
ロリポップと最古の駄菓子屋 『チムニーズ館の秘密』
思い出のジンジャー・プディング 『未完の肖像』
デヴォン名物のサイダー 『ビッグ4』
鴨の丸焼きとジギタリス 「毒草」
不吉な家のエプロン 『邪悪の家』
イギリスのカトラリーの歴史 『ゴルフ場殺人事件』
さくらんぼをのせたケーキ 『蜘蛛の巣』
英国最古の香水・ラベンダー水 『茶色の服の男』
キュー・ガーデンのブルーベル 「ヘレンの顔」
肉料理のつけ合わせ 『牧師館の殺人』
ピクニックの楽しみ 『なぜエヴァンスに頼まなかったのか』
オートミールの粥 『コーンウォールの殺人事件』
芽キャベツとマンドレーク 『カーテン』
イギリスの国民的果物リンゴ 『カリブの秘密』
ジャガイモの保存法 「牧師の娘」
幽霊館のビクトリア・スポンジ 「ランプ」
水治療院と温泉地の名物菓子 「クリスマスの悲劇」
焼いた干しブドウとクリスマス 『ポアロのクリスマス』
庭園巡りとチョコレート・ケーキ 『復讐の女神』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

119
写真より文多め。意外に読んでないクリスティー。 スコーンは割と新しくてホームズ物には出てこないのも納得2025/01/28

アキ

112
クリスティーのミステリーは数冊しか読んだことがないが、最近の映画化された作品などを含めて、観光ミステリーとも言えるものが多いと感じる。クリスティーが作品のプロットをバスタブにつかりながら、リンゴをかじりながら考えるとインタビューで答えていた。先日ロンドンの駅のスーパーで買ったリンゴはポケットに入るくらいの丸かじりしやすいサイズで重宝した。あれはコックス・オレンジ・ピピンだったのだろうか。薬剤師の資格を持っていたクリスティー作品にハーブや食品が多く出てくるのは、事件の鍵として発想の拠り所にしていたのかな。2024/02/20

たまきら

46
イギリスの素朴な料理と文学作品をリンクさせ、さらに旅行気分も楽しめる本です。は~オールカラーで読みた~い。大好きな「秘密機関」ではポークパイが紹介されており、ちょっとほっこり。戦後の貧しいイギリスが、お金のない二人の食から伝わってきたのよね~。逆にイギリス人ではないポワロさんの食から受ける印象も面白かったな~。この一冊で旅気分!クリスティー既読の人はより楽しめると思います。2024/06/26

yumiha

42
副題「アガサ・クリスティーの食卓」の通り、魅力的な料理の出てくるクリスティー作品の場面を紹介してから、その料理や食材などについての歴史や風土が語られる。例えば『マギンティ夫人は死んだ』では、無知なる私、砂糖の塊を砕くのだから棍棒状の道具だろうと想像していたシュガー・カッターの写真は、むしろハサミのようなニッパーのような形状でござった。他にもプラムケーキのプラムはドライフルーツの総称だとか、ポアロが育てるペポカボチャは、カボチャよりもズッキーニぽいとか、ヨークシャープディングも、プリンとは全く違っていた💦2025/02/21

ちえり

26
“アガサ・クリスティーの食卓”第2弾。ということで前作に引き続きアガサ・クリスティのミステリーに登場するお菓子の紹介です。こんなふうにアンティークな食器で優雅にお茶の時間を楽しみたいって理想はありますが、まったく我が家には似合わないや…😭オシャレなテーブルクロスやランチョンマットを色々集めた時期もありましたが、ミニマリストの沼にはまって殆ど処分してしまいました。スッキリはしましたがなんか味気ないというか、こんなふうなアンティークが似合う素敵なお家はやっぱり憧れますね。 2024/12/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21575753
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす