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内容説明
勉強もバイトも続かないヤンキー高校生の小林は、自分と同様に苦手なことが多いが様々な工夫をして頑張っている宇野に感化され、自分も変わろうと動き出した。夏休みの天文部の活動に参加するため、久しぶり(?)のテスト勉強に挑む!家だと集中して勉強できない小林は宇野と一緒にカフェで勉強をすることに。しかし、いざ勉強を始めようとしても何から手を付けていいかわからず全く進まない。そんな彼のもとにバイト先の先輩・山田が声をかけてきて…。
上手く生きるのが難しい無重力な世界で懸命に歩き続ける2人の少年の奮闘記、待望の第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niko
20
未完。広い宇宙に比べたら自分の悩みなんてちっぽけなこと…なんて簡単に思えないのって、自分自身もちっぽけだからなんだよね。わかるよ。今回も共感するところが多くて刺さった。頑張っても結果が出ないこと、壁にぶつかって歩みが止まってしまうこと、それでもなお続けなければならない努力があること。人生って不安なことばかりで怖いよね。はっきり答えが出るわけではないけれど、読むことで見える景色が変わる作品なんだよなあ。2024/05/23
JACK
12
☆ バイトも勉強も続かないヤンキー高校生の小林と、色々と敏感で悩み事の多い変わり者の宇野。宇野は明確には語られていませんが、何らかの障がいを持っていて生きづらさを感じている。小林は何かを出来ない事を「なぜ?」と問われる事を恐れている。マンガ大賞発起人でニッポン放送アナウンサー、吉田尚記さんのポッドキャスト「マンガのラジオ」で知った作品です。作者の泥ノ田犬彦先生が、声を震わせながら、過去の辛い体験やこの作品にかける想いを語っていたのを聴いてもらい泣きしてしまいました。みんなに読んで欲しい素晴らしい作品です。2024/05/26
耳クソ
10
三島由紀夫風にいえば、泥ノ田犬彦は現代の漫画の夜を完全に支配した。2024/05/28
たいやき
5
2巻もとても良い…小林君の困り事、宇野君の困り事。他の人それぞれの困り事の描写が細やかでわかりやすい。そんな風に見えてるんだとか、感じてるんだとか。きっと文章より絵の方がこれは伝わる。上手だなぁ。 2人の周りに居る人物は基本的に言葉にするの上手だよね。なんなら小林君も宇野君も上手。最初はモヤモヤしてても内面と向き合って最終的には落としどころを見つけられるの凄い。2024/05/31
乗合自転車
5
小林は勉強ができない。しかし周囲の温かい眼差しを受けて少しずつだが知識を身につけることの楽しさに気付く。この過程が素晴らしすぎる。一人でも多くの人に読んで欲しい漫画。2024/05/23