ブルーバックス<br> 東洋医学はなぜ効くのか ツボ・鍼灸・漢方薬、西洋医学で見る驚きのメカニズム

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ブルーバックス
東洋医学はなぜ効くのか ツボ・鍼灸・漢方薬、西洋医学で見る驚きのメカニズム

  • ISBN:9784065357484

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内容説明

私たちの生活に身近なツボ・鍼灸・漢方薬。
近年、そのメカニズムの詳細が西洋医学的な研究でも明らかになってきています。

・手のツボが便秘改善に効くのはなぜ?
・「長寿遺伝子」と漢方薬との関わり
・漢方薬が腸内細菌の「エサ」になる?
・免疫システムを「発動」させる鍼灸
・脳の「ドーパミン報酬系」に作用する鍼灸の刺激
・ツボに特徴的な神経構造を発見!  など

解明が進む「東洋医学」のメカニズム研究最前線!
まだ知らない「東洋医学」がここにある。

【目次】
第1章 鍼灸で「痛み」が和らぐのはなぜか
第2章 心とからだを整える鍼灸の最新科学
第3章 漢方薬は体内で「なに」をしているのか
第4章 「人に効く」を科学する
第5章 今すぐ実践! ツボのセルフケア

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

134
NHKの特集をまとめたもの。興味深い。最新情報が分かりやすくまとめてある。 ネズミで動物実験。動物にもツボがあるということですね。 健康維持に使えそうなツボ;三陰交、足三里、百会、合谷(全部1発で漢字変換できたからすごい)2024/10/02

KAZOO

117
今まで東洋医学というとどちらかというと概念的にはわかっていたつもりなのですが、この本を読むと本当に奥が深いと感じました。私はほとんど西洋医学でしか治療をしたことがないのですが、東洋医学にもかなり効果があるのではないかということが理解できました。体のツボ(100以上の)や神経などのつながりなどで人体というのは不思議なところで様々な臓器などが関係あるのですね。いい本だと思いました。2024/11/14

夜長月🌙@読書会10周年

71
筆者の一人は島根医大卒の医師で鍼灸や漢方薬を現代の解剖学や細胞の生理化学の側面から効くメカニズムを説明しています。さらに特筆すべきは医学的効果を最も正確に評価できるランダム化比較試験や二重盲検試験での効果の結果を載せています。特に鍼については今のところ、鍼治療にはプラセボ効果が期待できることは明らかです。無治療の人に比べて鍼治療をしたふりをしただけで治療効果があります。では、プラセボ効果以上の治療効果はどうでしょう。少ないですが効果ありの論文もなくはありません。これからのさらなる研究が待たれます。2024/10/08

tonnura007

69
東洋医学はエビデンスが確立していないことから西洋医学よりも格下にみられることが多かっが、近年のエビデンスの蓄積と治療実績からその存在感が増してきた。確かに、西洋医学では改善困難である症状が鍼灸で改善するということは実際にある話。各学会のガイドラインでも漢方薬の記載が増えていることも事実。 消炎鎮痛剤の内服や貼付でなかなか改善しない腰痛や肩や首の痛みが鍼灸で容易に改善するということは自身でも経験しており、東洋医学の重要性はよくわかる。本書で鍼の原理を理解できたのは収穫。2025/01/26

神太郎

38
東洋医学って何か?なんか不思議な治療とか思っている初心者の方にはわかり易い内容にまとまっている気がする。もちろんホルモンの名前出されてもよ〜わからんって人には小難しく見えるかもしれないが、逆に言えば科学の進歩で論理的な部分や医学的なエビデンス、作用機序がわかってきたってことでこれは本書あとがきにもあるが歴史的な場面に立ち会ってるのかもしれない。でもまだわかってないことも多いので今後に期待。2024/06/17

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