文春文庫<br> 横浜大戦争 川崎・町田編

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文春文庫
横浜大戦争 川崎・町田編

  • 著者名:蜂須賀敬明【著】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 文藝春秋(2024/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167922160

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内容説明

ハマの旋風が再び巻き起こる!
『横浜大戦争』第三弾。

今度は横浜を飛び出し、川崎、町田の地でも大暴れ。
ある日突然川崎の神から「オメーらに、横浜を司る資格はない」と
宣戦布告を受けた横浜の土地神たち。
売られた喧嘩は買うしかない。わけもわからず川崎との“戦争”を始めた
横浜の土地神たちだったが、そこになぜか町田市を司る町田の大神も参戦。
どうしてこんな奇妙奇天烈なことが起こってしまったのか。

それはこの“戦争”が、町田の大神が横浜、川崎を呑み込み、
「町田県」として独立することを夢見たために起きた“領土争い”だったから。
だがしかし、その町田の大神も何者かに操られているに過ぎなかった……。
果たしてこの壮大な“戦争”の発端は何だったのか?

※この電子書籍は2022年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

練りようかん

11
シリーズ第3弾。「新百合ヶ丘の戦い」という章タイトルが可笑しく、そんなことある?と思う物語の状況が楽しい。横浜市と川崎市の戦いに町田市が参戦し、横浜の土地神達がバクバクのみ込まれる事態にパニック。町田市は町田康氏で脳内再生、川崎の区は知識不足なため早々に巻末を開きイメージ整理。大いに助かった。最古参の保土ヶ谷がいいナビゲーターになり、港北ファミリーの最も若い青葉が開花する縦ラインのバトンを感じる展開で、それもが町田の鬱憤を具現して上手い。戦争は帰属意識が基礎であり、クーデターにも成り得るととても納得した。2025/07/04

anxiety

8
これだけ何でもありの、言ってしまえばバカバカしい設定にも関わらず、読者にツッコミを入れさせず、それどころか緊張感のある展開を保ちながら話を最後まで持ってくる著者の手腕はほんと凄いよなぁ、といつもながら感心。多摩や稲城、町田は親族の住む町でもあり、現在関西在住の私でも親近感を持ちながら読みました。文化圏的には神奈川なのに東京、という町田市の行政的な問題は実在する様ですが、それを擬人化するとこんなヘンな話になるか(笑)。おすすめ。2024/06/05

hyulala

3
横浜、川崎、町田の土地神がわちゃわちゃ。 神器を使った戦闘シーン浮かばないので映像化求めます。 最後はうまくまとまった印象。 横浜も川崎も町田も縁があるので非常に楽しく読みました。 最後、横浜市民を巻き込んだ演出があってとてもよかったです!2025/01/17

taro

3
今回主役は青葉ちゃん。川崎土地神の特殊能力の設定も相変わらず面白いしその先の展開にワクワクしますが、今回は単なる戦いだけではすみませんぞ。横浜の読書感想文の課題図書にすればいいなじゃないかなあ。次回はいよいよ東京23区と一戦交えるか?2024/05/20

鼻フック

2
区、市ごとに存在する土地の神をテーマにした神奈川ローカル小説第三弾。今度は川崎、町田と範囲が広がったのはいいけど、なんかはっちゃけすぎと言うか、何を読まされているんだという気になった。それを言ったら負けか。次作があるなら、きっと横浜以西の鎌倉や小田原あたりかはたまた東京か大阪か。2024/06/09

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