文春文庫<br> 横浜大戦争 明治編

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文春文庫
横浜大戦争 明治編

  • 著者名:蜂須賀敬明【著】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 文藝春秋(2021/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167916923

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内容説明

「ハマ」を興奮の渦に巻き込んだ土地神たちが帰ってきた!
横浜の土地神達が明治時代にタイムスリップ!?

花見に興じる土地神たちの元に怪しい男から届けられた木箱。
その中に入っていたのは、中心がかすかに紫色をした黒い水晶玉だった。

訝しむ神々たちの不安は見事に的中し、その水晶玉は黒い光を放ちながら濃い影を生み出していた。
中の神、西の神、保土ヶ谷の神はその影に飲み込まれ、なんと明治時代の横浜に飛ばされてしまう。

戸惑う神々の前に現れた商家の少女・茂原れんげ。
なぜか力を発揮できなくなる土地神たちの神器、明治の横浜で暗躍する謎の犯罪集団……。

土地神たちが現代へ帰る方法を探る最中、れんげが誘拐される事件が発生し、土地神は奪還に乗り出す。
そこに鎌倉、久良岐、橘樹、都筑ら神奈川を護っていた古の土地神たちも参戦し……。

れんげの運命はいかに。そして保土ヶ谷の神たちは現代に帰ることができるのか。
時空を超えた異能バトルが繰り広げられる、超ド級のエンタテインメント再び!

前代未聞の特別付録・「神々名鑑と掌編」も必読。

※この電子書籍は2019年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

239
第二弾の舞台は、明治時代。確かに異国情緒漂うこの時代の横浜は、日本国内でも指折りの街風景だったでしょうね。現代との違いも楽しいものでした。前作は18の行政区でドタバタしました。儂にはこれが大変でしたが、坊主は気に入ってしまった様で。今回はグッと保土ヶ谷区、西区、中区の3区に絞って。それにキーパーソンのれんげちゃんを交えて。ドタバタ道中は繰り広げられましたよ。メインからは外れるのですが、“帷子川”……読めない。でも奇跡的に(?)用事で通ったのさ。案内表示に“かたびらがわ”だって書いてた。中々の難読ですなぁ。2023/07/02

えみちゃん

28
「横浜大戦争」がとてもおもしろかったのでその続巻が文庫化されるのを首を長ぁ~くして待ってました。笑っ。さてっ、今回は土地神たちの大宴会の最中持ち込まれた水晶玉に吸い込まれて⁉明治の横浜の地に飛ばされた3人の神々(中・西・保土ヶ谷)が現代に戻るために水晶玉の行方を求めて奮闘することになるのですが・・。いやいや、おもしろいです。鍵となる水晶玉(九戀宝燈)を探すハズが横浜を騒がせている連続誘拐事件に遭遇したりするのはもはやお約束?笑っ。商家の娘・れんげの助けを借りて、彼らの師匠ともゆうべく4人の大神のもとを訪ね2021/05/22

チサエ

8
「生きるとは、人を看取り続けることだ」「だが、悲しみだけが思い出ではない。生きていれば出会いがあり、その結びつきが、普通ではあり得なかった、新たな出会いも生む。死は一瞬の悲しみだが、結びつきの思い出は永遠だ」2021/06/24

taro

4
今回中心となるのは、保土谷の神他、中の神と西の神だけなので少し寂しいかと思いきや、前作よりも歴史感あふれる深い話となっております。先輩の神様も出てくるし、出会いと別れもあって最後はホロリとさせられます。今後続編として東京23区の土地神様と交流とかしてほしい。2021/05/28

折木蜂太郎

3
横浜について楽しみながら学ぶことができる小説であった。 作者が保土ヶ谷区出身のため、保土ヶ谷が美化され、主人公のようになっているのは仕方ないと考えることにした。 まぁ瀬谷や港南などの違和感はあるものの、鶴見や南などのイメージは共感できるものがあった。 今回は多くの神が出てくるわけではないが、明治時代の横浜について、歴史の学習ができた。2021/06/23

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