内容説明
親の再婚で白川賢人の義妹になったのは、高校の同級生にして金髪碧眼のイギリス人のソフィア・フロスト。クールな立ち振る舞いで常に一人でいることから、『孤高の華』とも言われる美少女だ。
同居が始まった時は「あなたと話すことなんてないから」と賢人に冷たい態度をとり続けるソフィアだったが、ひとつ屋根の下で過ごしていくうちに……
「べ、別にあなたの匂いが好きで嗅いでいるわけじゃないから……!」「ソフィアって呼んで……?」と賢人にだけ少しずつ不器用に甘えようとし始めて……!?
なかなか素直になれないクーデレ英国美少女が可愛すぎる、焦れ甘ラブコメ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
親の再婚で白川賢人の義妹になった、金髪碧眼のイギリス人同級生ソフィア。ひとつ屋根の下で紡ぐ、クーデレで同級生な義妹との焦れ甘ラブコメ。同居が始まった当初はどこか軽薄に感じられた賢人に対して冷たい態度をとり続けていたソフィアが、ひとつ屋根の下で過ごしていくうちに彼のことを少しずつ知ってゆく展開で、賢人が真剣に取り組む野球部の様子も絡めながら、目立つゆえに目をつけられやすいソフィアを放っておけない彼の優しさが効いてくる展開になっていて、意外なところで繋がった2人の関係がこれからどう変わってゆくのか続巻に期待。2024/04/24
まっさん
20
★★★☆ 親の再婚で白川賢人の義妹となったのは学校でも孤高の華と呼ばれる美少女・ソフィア・フロストだった。同居が始まった際は学校で見せるような冷たい塩対応を、でも段々と心を許した様子を見せ始めて…どこか鈍感で夢に向かって真っ直ぐな少年と、そんな彼に不器用ながらも少しずつ甘えようとする少女が織り成す、焦れったい恋物語が今始まる… これは良いラブコメ物でした。柔らかめなクーデレヒロインとしてお手本のようなヒロインに、夢の為に真っ直ぐ努力を続けながら、義妹だけでなく多方面に大人びた配慮を見せる主人公が少し→2024/04/30
真白優樹
13
野球部特待生として部活に励む少年が親の再婚により、孤高の華と呼ばれる級友の少女と兄妹になり始まる物語。―――歩く道は違えど積み上げるものは同じ、だから分かり合える。 部活、というネコクロ先生としては新たなアプローチから意外にも割とストレートにじれ甘なラブコメが繰り出される物語であり、ネコクロ先生入門としては相応しそうな、真っ直ぐに楽しめるラブコメである。果たしてこの先、二人の関係はどう変化していくのか。まだまだじれったさを続けるであろう二人の関係に何が待っているのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/04/28
彩葉 楓🍁
10
【★★★★☆】やっぱりクーデレは最高です。孤高の華と呼ばれる英国美少女が義妹に?誰彼構わず絶対零度な美少女が主人公にだけクーデレるあの優越感が最高。焦った時にイギリス英語が出ちゃったりボソッと本音や言い訳を呟いたりする所が可愛らしく、彼に甘えたいのに素直になれず本音を隠し、それでも表情や顔色には出ていて、クールなのにどこか小動物的な可愛さが良き。主人公の方も個人的にすごく好きで、飄々としている印象だが趣味の野球にはストイックで、彼女の意見を尊重すると同時に自身もリードし、義妹の為に兄を全うする所が魅力的2024/09/07
rotti619
10
最近増えてきた、英国美少女もの。ヒロインのソフィアには義妹+クーデレという属性が付いており、当初主人公の白川賢人に冷たく当たるが、彼から大事にされることによってだんだん仲良くなっていく、というオーソドックスな流れとなっている。野球部のレギュラーな賢人は英語がさっぱりな為、焦ると出るソフィアの英語のセリフは一切伝わらないという味付けがされており、彼女の心の内が読者にだけは伝わるようになっている。比較的凝った設定が多いネコクロ氏の作品には珍しく、ストレートで爽快感を重視した内容となっており読みやすかった。2024/04/26