私、わたし――ろう者で性同一性障害 27歳の心の葛藤

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私、わたし――ろう者で性同一性障害 27歳の心の葛藤

  • 著者名:緒方英秋【著】
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  • 講談社(2024/04発売)
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  • ISBN:9784062111201

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内容説明

私は男? それとも女? たくさんの涙のぶんだけ、今の私がある――家族全員が耳が聞こえないという環境に生まれ、いわれない同情、イジメ、偏見を向けられながらも、持ち前のファイトで乗り切り、さらに、男から女に生まれ変わった一人のろう者が明かす、壮絶だが、思わず笑ってしまう青春模様。

●この本を書きはじめてみると、自分のプライバシーをさらけ出すことに抵抗が出てきました。耳が聞こえないため、また、体は男であるために差別されたこと、傷つけられたこと、そして、男の人に振られたこと、セックスのこと……。それは、癒えかけていた傷をまた掘り起こすような作業でした。(中略)
ところが、何週間かたって、印刷所から校正紙が上がってきました。その校正紙を読んでいたときのことです。
「やっぱり、みんなに謝って、この本を出さないことにしてもらおう……」突然、そんな気持ちになってしまったのです。この本を出すことがきっかけで自分やまわりがどう変わっていくのか、そんな未来に対する不安からでした。
「私、とんでもないことをしているんじゃないだろうか……」――「おわりに」より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美登利

47
著者はタイトル通り、ろうで性同一性障害。ろう者の両親から産まれて弟さんも同じだそうです。両親が聴者であるよりも、同じろうで有る方が、生活する上で楽だとは今まで知りませんでした。そうですよね、最初から手話で会話をするのですから。手話を少し教わったことがあるのですが(婦人会で)とても難しく、やはり子供がろうで産まれたら、親でも覚えることは簡単ではないのでしょう。緒方さんは、女性の心を持ちながらも身体を変えるまでは思っていないそうです。完全に変わりたいと性同一性障害の方が皆考えてるわけではないことも知りました。2014/06/30

ほうき星

10
性同一障害、ろう…幼少期からの、自身や周囲との感じる違和感が成長と共に苦しみになる。神様の悪戯なのだろうかと思うくらいの試練は人それぞれ違うだろうけれど、本書では、苦しみばかりではないのだということを気づかされた。志の持ち方なのだろうか…?健康が当たり前の考え方は、自ら人と壁を作る事なのかもしれない。人とはどう生きるのかと、問われた気がする。2014/01/18

︎💓ひかる💓

3
私、わたしごとで恐縮ですが。最初に「性同一性障害」は『性別違和』と訂正されています。「障害」ではないからです。生まれ持っていたものだから。GID(ジェンダー・アイデンティティ・デイスオーダー)とか今ではLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランス)などと言われています。昔はオトコオンナとかオカマとも言われてた。女性が男性になるのはオナベ、オナベファンがオコゲ。 2022/01/11

MINACO

1
いろんな世界がある2017/05/22

あこぶ~

1
遅読の私が珍しく一気読みです(笑) 内容の半分は性同一性のことだったせいかもだけど読み易くて、デフファミリーのこと、ろう学校での口話教育、聴者社会との関係、などなど他のろう者の著書や手話教室でも聞いてた話が多い中、もっとも印象に残ったのは木村晴美氏との出会いの件で、つい最近、木村氏の著書を3冊まとめ読みしたものの手話を習い始めたばかりの私には厳しい内容ばかりで、ろう者との溝を感じてしまったのだけど、緒方さんには人生のターニングポイントとなった偉大な人なんだねー、だけど読みかじるには怖いよ、木村さん(^^;2016/01/19

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