内容説明
あなたを愛しています。
兄妹は互いを愛していた。きっと、最期のときまで。
累計22万部突破!
2024年本屋大賞ノミネート作「レーエンデ国物語」シリーズ最新作
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四大名家の嫡男・レオナルドは佳き少年だった。
生まれよく心根よく聡明な彼は旧市街の夏祭りに繰り出し、
街の熱気のなか劇場の少女と出会う。
――そして、真実を知り、一族が有する銀夢草の畑を焼き払った。
権力が生む欺瞞に失望した彼の前に現れたのは、片脚を無くした異母妹・ルクレツィアだった。
孤島城におわす不死の御子、一面に咲き誇る銀夢草、弾を込められた長銃。
夜明け前が一番暗い、だがそれは希望へと繋がる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
298
レーエンデ国物語、シリーズ第四弾、ラス前です。 物語はクライマックスに向けて盛り上がって来ました。革命前夜、レーエンデ・レジスタンス!続いてラストⅤ巻へ。トータルの感想は、全巻読了後に。 https://leende.kodansha.co.jp/2024/05/22
FUKUSUKE
149
君は自らを偽り、悪女を演じ、最後はレーエンデのために犠牲になる道を選んだんだね――中ほどまで読み進めたところで気づくと、そこからはルクレツィアが選んだ戦い方を見守るしかできない。「夜明け前」というタイトルにあるとおり、この物語はレーエンデ国独立のための革命につながるお話なのだが、ルクレツィアの生き様を描いた話であると言ってもいいだろう。もちろん異母兄であるレオナルドの話もあり、彼が成長していくのも見どころだ。だが、ルクレツィアが美人で賢くて、レオナルドが好きで……となると、また結ばれない愛があって悲しい。2024/05/11
ちょろこ
137
レーエンデ4の一冊。夜明け前というタイトルが心を掻き立てる。革命への歴史、第4ステップの要人となるのはレオナルド・ペスタロッチ。彼が何を知り、誰と出会い何を得てどう繋げるのか…序盤から早くも鼓動は高鳴る。レーエンデという国の歴史から今という現状までを目の当たりにしたレオナルド。どう、民の心を自由を求めるように動かしていくのか、数々のアプローチは圧巻。レオナルドは夜明けをもたらす光と信じる"魔女"の覚悟がたまらなく心に刺さる。立ち上がるのか、より深い闇を選ぶのか、それを決めるのは、決めることができるのは誰?2024/07/12
榊原 香織
130
シリーズ4 レーエンデ国も鉄道や工場できたり、18c位な感じになってきた。今回は兄妹 まあ相変わらず面白いから一気に読める2025/01/22
やっちゃん
123
前作までの出来事が歴史として残ってるのは嬉しい。序盤は軽い半沢直樹のノリで読めたけど、ベビーフェイスのルクレツィアちゃんがヒール化してからはもうえげつなかった。最後が暗殺で終わるのは物足りなかったがこれは革命の始まりということで次巻が楽しみ2024/10/03
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