レーエンデ国物語 夜明け前

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レーエンデ国物語 夜明け前

  • 著者名:多崎礼【著】
  • 価格 ¥2,398(本体¥2,180)
  • 講談社(2024/04発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065351987

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内容説明

あなたを愛しています。
兄妹は互いを愛していた。きっと、最期のときまで。

累計22万部突破!
2024年本屋大賞ノミネート作「レーエンデ国物語」シリーズ最新作

ーーー
四大名家の嫡男・レオナルドは佳き少年だった。
生まれよく心根よく聡明な彼は旧市街の夏祭りに繰り出し、
街の熱気のなか劇場の少女と出会う。
――そして、真実を知り、一族が有する銀夢草の畑を焼き払った。

権力が生む欺瞞に失望した彼の前に現れたのは、片脚を無くした異母妹・ルクレツィアだった。

孤島城におわす不死の御子、一面に咲き誇る銀夢草、弾を込められた長銃。
夜明け前が一番暗い、だがそれは希望へと繋がる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

misa*

46
あっという間に読み終えてしまって、茫然としてる。このレーエンデ、シリーズの中で最も暗くて重くて革命的だと思う。正義が決して正しいとは限らない。それぞれの正義があってそれぞれの正しさがある、誰がどんな選択をしたとしても、それがその人にとっての正義であって正しさである…。それは分かっているけど、こんなにも悲しい結末あるだろうか。レーエンデ国シリーズ次作が最終巻。果たして海へと還れるのだろうか。レーエンデに自由を!2024/04/24

ゆうほ

22
生まれ育った環境が違う異母兄妹のの二人。『レーエンデに自由を』と目指す先は同じでも相反する正義。 『普遍的な正しさは、僕ら人間には荷が重すぎる』。闇と光、まさに夜明け前。最終巻が待ち遠しいけど、終わってしまうのもさみしいな。2024/04/22

シタンディ

15
事前に全5話と発表されている中の第4巻。感覚的には第4巻の上巻。テッサ達の撒いた革命の種が、まさかこのような形で萌芽するとは。天命を確信し、自らを犠牲に民に革命を蜂起させる礎となる決心したルクレッツィアの選択が悲しい。どうしてもこのような形でなければならなかったのか?読了後も渦をまく胸糞の悪さは、果たして最終巻で払拭されるのだろうか。2024/04/21

8
う~ん。これは、なんと言うか……。一気に読み終わったけれども……。一気に読んだのは、もうちょっと何か起こるだろう、と期待したから。途中からは、想像通りの展開で。これまでの伏線回収も、あ、それだけ……?というもの。 1・2巻が面白かっただけに、3巻の無意味さと、4巻のつまらなさが際立つ。がっかりだ。次の最終巻に期待する。「レーエンデの歩き方」は購入するかどうかは悩みどころ⤵️。2024/04/28

津島修三

8
「最後に残った正義はもっとも強いと言うだけで、正しいとは限らないんだよ」ビョルンがレオナルドに語ったセリフ。第四巻、北斗の拳のケンシロウとラカムを思い出しました。レーエンデに永遠の平和が訪れますように。2024/04/23

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