歴史文化ライブラリー 551<br> 東京の古墳を探る

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歴史文化ライブラリー 551
東京の古墳を探る

  • 著者名:松崎元樹
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 吉川弘文館(2024/04発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784642059510

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内容説明

都心から多摩地域を含む古代武蔵野は豊かな土地ではなかったが、そこには多様な古墳墓が存在した。都心部や多摩川流域に築かれた墳墓の変遷を、発掘調査に関わった研究者たちのドラマを交えて探る。終末期に前方後円墳に代わり広まる群小墳や横穴墓群に着目し、その構造・副葬品・埋葬の実態から、造墓集団の性格や地域社会の変容と文化の交流に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なおこっか

3
引き続き東京の古墳の話。『東京の古墳を歩く』は正にガイドブックだけれど、こちらは学術的な深堀りの本。地味な横穴古墳の分布から7世紀頃に多摩川沿いの各集落へ、西権力の影響が及んだ過程を解き明かす。副葬品の焼物は、埼玉鴻巣の方に工房があり、東京にももたらされたらしい。静岡と東京の古墳の類似については、馬の飼育、牧のため行き来があったのではと著者は推測する。文化の伝播と人の往来移動に興味があるので、これらの話は面白かった。女性だけが埋葬された古墳もあるとか。女性リーダーが居た?2023/01/24

もるーのれ

2
東京都内にこんなに古墳や横穴墓が残っていたことに驚き。特に多摩川流域とか。前方後円墳以外の古墳に目を向けると、地域毎の特徴が如実に現れるし、他地域との共通性も分かって面白いし、古墳の被葬者像なども興味深い。2022/12/12

とりもり

2
東京にこんなに古墳があるとは知らなかった。「古墳」と銘打たれているが、半分以上は横穴墓についての記述。横穴墓といえば吉見百穴が有名だけど、都内にもこんなにあったとは…。もっとも、道路工事やニュータウン開発の際に発見され、調査後に破壊されているものも多く、どの程度現存しているのだろう。家族単位で埋葬されていると思われる墓から、地方豪族を埋葬したと思われる墓まで多様性があるのも特色。火葬が普及するとともに古墳が消えていったようだが、土葬が残っていた地域もあったはずなので、その辺の関係も知りたい。★★★☆☆2022/12/10

takao

2
ふむ2022/09/04

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