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内容説明
夫を殺した女ふたりの逃避行。向かう先は破滅か、それとも―…。 アツコとユリは、学生時代からの腐れ縁。しかし、2人で喋ったことはほぼなく、性格も合わない、趣味もグループも全く違う、正反対の存在だった。ある日、15年ぶりに再会した同窓会の後、2人は深夜のファミレスで話し込んでいた。それは、同窓会でユリの秘密を知ったアツコが起こした、ある行動について。 ねえアツコ、なんで私の旦那殺したの――…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
25
DV夫を殺した女と、殺された男の妻。「気が合わないから親友ではない」が腐れ縁の幼馴染2人が、ベトナムへ逃避行する。 「テルマ&ルイーズ」のような、女性二人の逃避行劇。DV夫を「親友だから見るに見かねて」殺したのではなく、犯行はどうやら計画的に行われたらしい。犯行の真の理由と、逃避行劇のゆくえがなんなのか、引き込ませる。ベトナム現地旅の側面も面白い2025/07/05
空のかなた
16
ユリは高校生の時からずば抜けて美しかった。「玉の輿になるから、勉強は要らない」と漢字すらまともに読めない。ユリとは別グループのアツコは「王子様」と呼ばれ、同性から好かれるが孤高の人。そんな二人が同窓会で出会う。DVの痕が生々しいユリの両腕をたまたま見たアツコはユリのDV夫を殺害。ここまでが数頁で語られ、なぜか二人揃ってベトナムに逃避行。とにかく展開が早く、アツコとユリのキャラクターがぶっとんでいて痛快、映画のよう。次刊が早く出ますように。2024/12/06
にぃと
11
殺人を犯して逃亡するサスペンス的な緊張感ある場面とベトナムの食や文化に触れる場面とが入り混じり、テンションの上下が激しい。シリアスなだけじゃないのが逆にそれっぽく感じる。やたらと詳しく準備周到で、ユリに対して献身的なアツコにもそれだけでない事情もありそうだし、単なる逃亡劇では終わらなさそう。これからどんな展開になるのか楽しみにしたい。2024/06/09
みやしん
9
アンダーグラウンドだけがアジアにあらず。されど闇はいつでもどこでも口を開けている。用意周到というほどでなさそうだけど、うまい具合に誘導されているような?2024/06/05
葉鳥
8
DV夫を殺した女と殺された妻、お互い相手に苦手意識のある幼馴染2人の逃避行。破天荒でスリリングだ。アツコの底がしれない部分に興味が湧くし、ユリの学がなくて意地っ張りだけど勢いの良さに好感が湧く。事件も2人の関係も行く末に目が離せない。2024/10/03