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内容説明
清少納言は、卓越した文才で中宮定子サロンの様子や、自然のありよう、人間関係の機微を記録した。「春はあけぼの」ではじまる美文は千年の時を超え今も人々の感嘆を誘う。本書は最新の研究成果を反映した注釈の新訂版。陽明文庫本を底本として諸本による校訂を行った原文、ていねいな脚注・補注、本文に忠実な現代語訳に加え、鑑賞や『源氏物語』との関連にも言及する「評」を加えた。上巻には一段から一三八段をおさめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ふくみみ
5
私のように古典が苦手な者には原文、注釈、補注、新訳に解説まである構成がありがたかった。そして「光る君へ」のおかげで五感を刺激する文章が中宮定子の心に色彩を、お題を立てて機知に富んだ回答をすることで笑みを取り戻したのだろうと思えて読みがいがあった。清少納言の描く定子は美しくて仕えがいがあるというだけでなく、彼女自身も利発なやり取りの出来る人というのがよく伝わってくる。そんな宮中の人々の姿や当時の人も虫や子どもの姿に心を留めていたことを改めて感じて興味深かった。2025/02/20
sou
2
『枕草子』初読のために原文と現代語訳が1冊にまとまっているこの本を選択。原典によって微妙に内容が異なるようなので。研究者の人らしく周辺状況の解説が充実していたのが良かったです。清少納言が何を書き残して何を意図的に省いたのか等。また、この本の現代語訳は40代の作者が落ち着いて回想している印象でしたが、別の訳だとまだ30歳前後の出仕中のキラキラしている作者視点のように印象が変わるのが面白かったです。2024/09/14
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