内容説明
桜が散り、緑が芽吹き――やってくるのは、新しい季節。
旅立ちの――季節。
進級した奏太たちは、声優養成所のレッスンに通いつつ、音楽活動や受験勉強など、それぞれの目標へと取り組む日々を送っている。
中でもソラはその才能が評価され、プロへの道を着実に歩んでいた。
だがそれは、この町を――奏太たちのもとを離れることを意味する。
そして、ある雨の日――奏太はソラから自らの気持ちを伝えられる。
気付かぬふりで優しい嘘。けれどどうしても捨てきれないこの想い。
「“きみ”がどこにいてもこの声を届けよう。どこまでも――遠くに」
夢を諦めかけた少年と、夢に向かう少女たち。その声は、きっと――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
進級して声優養成所のレッスンに通いつつ、音楽活動や受験勉強などそれぞれの目標へと取り組む日々を送る奏太たち。それぞれの進む道が少しずつ見えてくる第3弾。同級生の穂高や中学生の美沙貴や東雲、小学生の忍も奏太と共に声優学校に通う中でも、才能が評価されてプロへの道を着実に歩み、なかなか会う機会が作れなかったソラ。お互いもどかしい想いを抱きながら、悩めるソラと出会った奏太の気付かぬふりでついた優しい嘘。けれど簡単にはどうしても捨てきれない、歌に込められていた意外とストレートな想いがもたらした微笑ましい結末でした。2024/03/31
真白優樹
11
緑芽吹く季節になりそれぞれの夢に向かい歩き出す中、ラブソングの作詞に悩む奏太に空が思いを告げる最終巻。―――先を行く君に届け、遠く届けたいこの気持ち。 自分の気持ちに悩んで、真っ直ぐに告白されて。その先に自分なりの答えを、と奏太がとある曲を作り上げる巻であり、その曲に込められた題名と思いが胸を打つ巻である。再び響き渡る演奏、そこで炸裂するのは新たな彩の声。同じ道を、いつか並んで歩いて、という彼女の願いは。きっといつか叶う時が来るのだろう、そう信じたい。 うん、とても面白かった。2024/04/05
パパサレン
6
奏太君、禁断のルートへようこそ。親公認でもそっちの道は茨の道だぞ。全員の告白?を受けてこれからラブコメパートが加速していくはず。更にユキの参戦もお願いします。続きが有るのかスゴく気になる、ここで終わりでも問題ない終わり方だったので。2024/05/03
jr5477
1
良く言えば王道的展開。捻りがなく葛藤から解決までまあそうなるよねっていうのを最後まで外さない。安心して楽しめるけど、同時に物足りなさもある。ど真ん中にスローボールを投げられた感じ。2024/05/04
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