内容説明
膠原病内科医・漆原光莉の指導を受け医師を目指す医学生・戸島。患者の人生までも“診る”漆原の元を訪れたのは、娘の病気を早く治したい母親と心を閉ざした車椅子の少女だった。すれ違う母娘を漆原達は救えるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
81
膠原病内科医漆原光莉と、その下で学ぶ血が苦手な医学生戸島光一郎。君は医者になれないの第2弾。完全に治す事が難しい、有効な治療法が見つかっていないと言われる膠原病。扱うのが困難なテーマと戸島の成長を描く。作者は現役医師の傍ら執筆活動を行っているとの事。あとがきで引き続き小説を書き続ける意思を表明されて、戸島は医者になれるのか?見守りたい作品です。2024/09/14
ぶんこ
48
膠原病が重篤になると、戦場のような緊迫した場面になることを知りませんでした。血が怖いという戸島君が、一生懸命耐えているのへエールをおくりたくなる。80歳の高木さんが、戸島君に採血を任せる気持ちに共感し、漆原さんも採血が苦手だった若手のころに、同じ高木さんが採血をさせてくれたとのこと。読んでいて、私も採血が苦手な医師や看護師さんに実験台になってもいいなと思ってしまう。難病の瑞羽さんの母泉さんの、心の奥に隠された娘への愛を知れて嬉しかった。死にたいから治療はいらないから、生きたいとかわったのは母の力と痛感。2024/06/06
坂城 弥生
43
まだまだ血液は苦手だけど患者の気持ちに寄り添える医師になりつつるのかな。2024/04/03
よっしー
32
シリーズ2作目。完治しない病気が故に一生向き合っていかなくてはならない。本人も勿論ですが、家族もその事実を受容するって、本当に難しい事ですよね…。それは、障害にも言えることではありますが…。口先だけではなんとでも言えるけど、信頼関係を築く為には事実を述べるしかない。医師としての葛藤や、対応の難しさを感じました。2024/10/22
ちかこ
32
SLEでこの抗リン脂質抗体症候群を合併する人も多いって知ってて病名を聞いたことはあって血栓が体内で作られまくるから、もし発症したらピル飲めなくなるなあくらいの甘い認識でいたけれど、このシリーズ第2弾を読んでこんなに怖い病気なのかと恐ろしくなった。 主人公の戸島くんが、少しずつでも確実に成長していてずっと見守りたいし、漆原医師は相変わらずで、戸島くんといいコンビだな〜と思う。 戸島くんが、立派に白衣に腕を通すまで見守りたいので、続編希望。 漆原医師かっこいい。 是非とも、主治医になって欲しい。2024/07/05
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