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内容説明
【私は今から破滅するようです。――私の策略通りに。】
伯爵令嬢であるウェルミィは同い年の義姉を虐げていた。後継者の地位も婚約者も奪い取り、冷酷と噂される魔導卿に売り飛ばした。それからしばらくして、魔導卿から夜会の招待状が届く。夜会に参加するウェルミィだったが、そこでは華やかな宴ではなく、『義姉を虐げた』として伯爵家への断罪が始まったのだった。すべてはウェルミィの策略通りに――。
(C)2024 Mary=Doe (C)2024 Kuga Huna (C)2024 Stellagi Suzuka
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
16
★★★★★原作既読。とある理由により自ら破滅を迎えようとしている伯爵令嬢のウェルミィ。しかし、彼女の計画には大きな誤算があって…という、悪役令嬢の破滅から始まる作品。何故、彼女は破滅するに至ったか。彼女のこれまで歩んできた孤独な戦いが描かれるのだが、その原動力となった大きな想いが非常に良かった。2024/03/08
うなぎ
15
悪役令嬢ものが好きで結構読んでるけど、読メでは特に面白かったのを記録してる。これは虐める側の悪役令嬢がちゃんと虐めてるんだけど、結構新しい感じ。登場人物が魅力的でストーリーも濃いめで面白かった。最近歳をとったせいかイケメン側が年下だからあまりピンとこなくなってたけど、本作の魔導卿は見た目がハリポタのフォイフォイの父みたいなビジュアルで大変素敵だった。2025/02/22
ささきち
12
原作は持っているけどまだ未読。どこぞの広告を見て気になるーから数話だけ見てからずっと書籍化を待っていた作品。1巻全部使ってのプロローグだがそれでも満足度が高いのが良き作品。悪役令嬢のウェルミィは義姉イオーラを家全体で虐め続けとうとう晴れ舞台で家ごと断罪されるという話。罪が証明されるたびに誰がどうやって証拠を集めなぜここで断罪を受けるのかが明るみになるにつれもうこの作品にどっぷり引き込まれちゃうんですわ。大好きな人を守る為に力がない人間ができることとは？と考えた結果がこれですよ。早く続きが読みたいですｗ2024/04/20
キリル
11
義姉を虐げてきた伯爵令嬢が家もろとも破滅しようとしているがその仕掛け人は…という話。お家断絶かもという本来なら最悪の状態なのに、内心では快哉を叫んでいるウェルミィに引き込まれました自らの破滅も厭わず姉を救いたいという一心での計画にイオーラに対する愛の深さを感じました。計画にない事実の発覚に戸惑いつつも悪役令嬢としての振る舞いを貫く姿はさすがでしたし、エイデスへの不敬への最初の言葉が義姉へバレたことへの心配なのがすごいと思いました。計画失敗の最大の要因は巻末おまけで対処プランがすべて飛んで行ってしまった説。2024/10/13
優
9
お姉様が好きすぎる件について。。。(笑)という副題が透けて見えてくる。。。2024/12/19
