内容説明
北海道警察本部に警察庁から特別監察が入った。監察官は警察庁のキャリアである藤川警視正。藤川は、道警の裏金問題のために百条委員会で証言した津久井刑事に監察の協力を要請した。一方、札幌大通署の佐伯刑事はホテルの部屋荒らしの捜査を部下の新宮と進めていたが……。警察小説の金字塔、大ベストセラー「道警シリーズ」第2弾、新装版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
stobe1904
22
【道警シリーズ第2弾】警察庁のキャリア監察官が道警の監察を行うことになり、道警と暴力団の癒着を調べ始めるが、佐伯が捜査を行うぼったくりバーでの転落死事件と接点が見え始める…。警察組織の隠蔽が見え隠れする事象から共通項を絞り込み事件の真相に迫っていく展開はとても面白い。佐伯と脇を固めるキャラたちがどんな活躍を見せてくれるのか、このシリーズへの期待が高まる。★★★★☆2025/01/28
奥田智徳
6
「笑う警官」の続編。キャラ的には確立されているので、すぐに没頭できた。今作も前作同様楽しめた。続編となると、つまらなくなる事が定番だけど、本作は文句なく面白かった。監察官の藤川が良かった。2024/03/02
しぇるぱ
5
単行本「うたう警官」文庫本「笑う警官」では津久井は百条委員会で道警内の汚職について証言する。以来、うたったヤツと閑職に追いやられる。タイ人の娼婦がススキノの交番に救助を求めた。交番の警官はヤクザに引き渡した。ススキノのぼったくりバーで階段から落ちて死亡した客がいた。過失死として扱われたが、殺人ではないのか。タイ政府は日本政府に抗議をした。警察庁から監察が来た。補助に宇久井を指名した。津久井は聞いた。なぜわたしですか。一度うたったから。津久井、小島らの努力、佐伯や新宮らの捜査が合わさって解明される。生安内に2025/05/22
都人
5
久方振りの佐々木譲、そしてそれ以上久し振り「北海道警シリーズ」面白く拝読したが、詰めのの甘さが気になった。2024/08/13
n.
2
警察と暴力団の癒着なんて本当にあるんだろうかとか、佐々木さん北海道警察に叱られないんだろうかとか、本作で改めて思ってしまった。...にしても、やっぱり津久井&佐伯両氏がかっこいいんだよな。佐々木氏の描く繊細な内心の大ファンなのだが、現実ではこんなかっこいい所作をし、心の内は繊細な男性はそうそういない気がする。苦笑。そうそう、プライド高過ぎキャリアの藤川氏も嫌いじゃない!2024/12/28
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