内容説明
札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。遺体は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。容疑者には交際相手で同じ本部に所属する津久井巡査部長が浮かぶ。やがて津久井に対する射殺命令までが出た。捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつておとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するため有志たちと極秘裏に捜査を始めるが……。警察小説の金字塔、大ベストセラー「道警シリーズ」第1弾、新装版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奥田智徳
6
タイトルは何度か聴いた事があるが、多分初読み。傑作と言われる作品が多い中、これは傑作中の傑作。ほとんど一気読みでラストは怒涛の結末で大満足。官僚キャリアが意外とあっさりしてたのが?2024/02/18
みろ
4
2010年に古い方は読んでいた。しかし、内容はすっかり忘れていて、真剣に楽しく?ハラハラ、すっきりしながら読んだ。まず、主人公の佐伯は絶対死なないから、安心していられたがね(;^_^A今野敏にしろ佐々木譲にしろ、警察物で、上からの圧力に屈しずに、自分の正義を貫く話が好きな自分を発見した(⌒∇⌒)再読でも◎2024/02/29