内容説明
幼き頃に母を亡くした名家の娘・真白。ある日突然、父に政略結婚が決まったことを告げられる。相手は伝説のあやかし・天狐を宿す名家・華宮の当主。過去嫁いだ娘は皆、即日逃げ出しているらしく、冷酷無慈悲な化け物であると嘯かれていた。しかし、嫁入りした真白の前に現れたのは人外の美しさを持つ男、青葉。最初こそ真白を冷たく突き放すが、純粋無垢で真っすぐな真白に徐々に心を許していき・・・。いつも笑顔だが本当は母を亡くした悲しみを抱える真白、特別な存在であるが故に孤高の青葉。ふたりは“愛”で心の隙間を埋めていく
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
17
この設定、どうも既視感が…と思っていたら、過去にアンソロジーで書かれていた作品だったのですね。真白の天然なのか何処かズレているけれど青葉に対して一途な姿勢に好感が持てました。青葉は自己評価低すぎでしたが、そこは真白との関わりで少しずつ改善されているようで何よりです。少し気になったのが、タイトル。「愛を知らぬ」にかかるのが天狐なら納得だけど、令嬢なのであれば、父親に溺愛されてるけど…と言いたくなりました(笑2025/06/26
ミグ
10
アンソロジーあやかしの花嫁に収録されていた短編を長編にし書籍化したもの。 ヒロインの真白が孤独な天狐さまと夫婦になるまで。作者にしてはめずらしく真白はとことんおっとりで、無双もしてないwただただほっこりと読了。政略結婚なのか?2024/02/23
栗山いなり
9
幼い頃に母親を亡くした真白が天狐を宿す青年と結婚する事になる物語。何というか、結構コメディテイストだなぁと思った。なんだかんだで笑える作品だったと思う2024/02/16
さとうはるみ
7
天狐の宿主様は主人公との出会いで 誤解とすれ違いとコミュニケーション不足による 孤独から解放され、生きやすくなった模様。 他の人は全滅したけど天は天狐の宿主を見捨てなかったと。 主人公のインパクトが大きくて他の人たちの影がすごく 薄いし、天狐の宿主を見てバタバタ倒れていく人たちを 見ても今ひとつよく分からないものがある。 ただ、宿主が主人公を愛するのはよくわかる。 彼女だけが自分を暗闇から救ってくれたのだから。2025/03/05
色素薄い系
6
短編の時に好きだったので。家の後継ぎどうするんだとか実家の問題は解決しないままだったのでそこがどうなったのかだけは気になる。真白が青葉を意識するシーンは分かりやすかったけど青葉が自身を恐れずにいてくれるという以外に真白に魅力を感じているのかがよく分からなかったんだよね。まぁでも傷付きたくないからって様子見で遠くから様子伺っててだんだん近付いてくる描写は愉快でしたけどね。青葉兄は思ったより嫌な奴じゃなくて良かった。2024/05/09
-
- 電子書籍
- 【番外編】悪魔な公爵様はお飾り妻をお気…
-
- 電子書籍
- 隣のお姉さんが好き(話売り) #4
-
- 電子書籍
- まんがで簡単にわかる!毎日の食事に殺さ…
-
- 電子書籍
- トーキョーN◎VA THE AXLER…