内容説明
ずっと独りで生きてきた。だから、この胸の温かさの意味がわからなくて。
ロンドンで10年間働いてきた身寄りなき看護師ヘンリエッタは、ある日、ほとんど会ったことのない伯母から遺産を譲り受けた。それはオランダのとある村に立つ、城下の小さな家だった。もうすぐ20代が終わるというのに、私には何かを遺す相手もいない……。一抹の寂しさを抱えながら、ヘンリエッタは古びた愛車で現地へ向かった。みぞれ降る中ようやく到着したのは夜で、家は暗闇に包まれていた。そこで城の主で地主でもあるマルニクス・ファン・ヘッセルと出逢う。背が高く、かなり年上だけれど魅力的な彼はしかし、横柄に告げた。「私がここを貸す権利を持っているのだと思いなさい」あれこれ指図する彼に腹を立てつつも、彼女の胸はぽっと温かくなり……。
■ロンドンでの安定した生活を捨て、見知らぬオランダの地に飛び込んだヘンリエッタ。独りで生きることに慣れっこの彼女は、新しい暮らしも自分で築いていくつもりでしたが、近くの城に住む不機嫌な貴族のマルニクスがなぜか世話を焼いてくれて……。
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
再再販本。看護師として10年働いてきて少々人生に疲れたヒロインが、会ったこともない叔母から住まい丸ごと相続することとなり、1ヶ月の休暇を取りオンボロ車で訪れる。家に入った途端に大男に声をかけられ、避難するとこの家は叔母の持ち物ではなくこの辺り一体の家は彼が持ち主だった。ヒロインが可愛くなくて、読み進めるのが苦痛だった。車を直してもらったり、洗車してもらっても対して感謝することも無い。大した繋がりでも無い人間にはやたらと良人なのにヒーローにはやたらと毒を吐く。まぁヒーローもいい年して短気だからお似合いだろう2024/05/08
-
- 電子書籍
- 異世界のんびり農家の日常 3 ドラゴン…
-
- 電子書籍
- スコップ無双 「スコップ波動砲!」 (…
-
- 電子書籍
- 廃ゲーマーな妹と始めるVRMMO生活2…
-
- 電子書籍
- 自分で治せる!腰痛を治す教科書
-
- 電子書籍
- OLヴィジュアル系 11 下 週刊女性…