ハヤカワ文庫SF<br> 妄想感染体 上

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ハヤカワ文庫SF
妄想感染体 上

  • ISBN:9784150124304

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内容説明

惑星パラダイス-1軌道上のすべての宇宙船で、感染する狂気が猛威を振るっていた。どれだけ食べても「肉」が欲しくて止まらない飢餓感、存在しない寄生体に侵入されたという嫌悪感。AIも同じ妄想にとりつかれ、船内は死に蝕まれている。狂気の原因は人間にもAIにも感染する「病原体」バジリスク。その衝撃の正体とは? サシャたちは狂気の闇から逃れることができるのか!? 実力派作家によるノンストップ・ホラーSF。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アカツキ

13
レッド・スペース三部作の1作目。防衛警察の警部補ペトロヴァは仕事で失敗、母が隠居する遠方のコロニーへ左遷されてしまう。乗員は3名だけの旅、冷凍睡眠から目覚めると船は襲撃されて半壊していて…。SFホラー。いい感じに終わりそうだなと思ったが上下巻だったと気付いて、これで上巻なのぉ!?と心の中で叫ぶ。盛りだくさんな内容で面白かった。医師ジャンのデバイスが便利過ぎてご都合感が強いけれど、まぁいいか。2024/03/21

まぶぜたろう

13
滅茶苦茶に面白い。でも、これから読まれる方は、裏表紙あらすじも解説も全く読まないほうがいいです。2024/02/16

BECHA☆

7
ガニメデでポカをした防衛警察の警部補サシャ、以前の任地での精神的後遺症を抱える医師ジャン、宇宙船パイロットのサムは植民惑星パラダイス-1に調査名目で派遣された。 冷凍睡眠後に乱暴に起こされた彼らはコンピューターの異常と分解しかけている宇宙船を発見する。 三人とAIロボットは協力して事態の収拾を目指す。2024/03/31

おだまん

6
章が大変細かくなっているので読みやすい。ホラーではあるけれどプロジェクトヘイルメアリーみたいなワクワク感。2024/03/05

イツキ

6
感染症のように感染していく狂気的な妄想。それに侵された惑星に秘密裏に送られた主人公たちが襲ってくる人々やAI相手に生き延びながら調査をしていくサバイバルホラーSF。読みやすく面白いながらホラーばりの恐怖が味わえる作品ですがまずこの感染性の狂気というものが恐ろしい、息の仕方が思い出せない、空腹であることしか考えられないし空腹が満たされないなどの妄想に囚われ自分や他人の命も顧みず狂気のままに行動するAIの恐ろしさが凄まじいです。下巻でこの狂気の謎が明かされるのか。2024/02/24

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