ハヤカワ文庫SF<br> 妄想感染体 上

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ハヤカワ文庫SF
妄想感染体 上

  • ISBN:9784150124304

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内容説明

惑星パラダイス-1軌道上のすべての宇宙船で、感染する狂気が猛威を振るっていた。どれだけ食べても「肉」が欲しくて止まらない飢餓感、存在しない寄生体に侵入されたという嫌悪感。AIも同じ妄想にとりつかれ、船内は死に蝕まれている。狂気の原因は人間にもAIにも感染する「病原体」バジリスク。その衝撃の正体とは? サシャたちは狂気の闇から逃れることができるのか!? 実力派作家によるノンストップ・ホラーSF。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

79
先日読んだ『SFが読みたい!2025年版』から選んだ1冊。宇宙がテーマのホラーSF作品。植民惑星パラダイスー1へ向かった宇宙船。冷凍冬眠で数ヶ月、目が覚めたら到着のはずだったが…。乗っているのは、地球人と惑星人3人の搭乗員にロボットとAI。突然の襲撃で目が覚める。相手は理性を失いゾンビ化したモノ。人だけでなく、AIにも感染するその“物体”とはなんだろう。AIや移動方法は新しいがストーリーは懐かしい気がする定番かも。しかし気持ち悪いゾンビ、よく考えるな。下巻へ。2025/02/28

chiseiok

37
めちゃ面白い!Shintaroさんじゃないけれど(笑)年ベス入り決定!2024【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉参加3冊目は大当たり。主人公は、宇宙軍と警察の中間みたいな「防衛警察」の警部補ペトロヴァ。とあるしくじりで太陽系から百光年離れた惑星に、調査という名目で左遷(追放)される。ところが着いた先の星系では…。もう想定外状況での冷凍睡眠覚醒からもうノンストップ!クレイヴン風の短い章立てがそのリーダビリティを加速、上巻500頁強はあっという間。物語起点からの巨大な謎を抱えたまま下巻へダイブだ〜!2024/08/03

のりすけ

28
かの有名な「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」を彷彿させる宇宙ホラー。登場人物が少なくてわかりやすい。人に寄生するだけじゃなくAIにも寄生するのが厄介で怖い。ゾンビに襲われるシーンより飢餓が限界を超えて自分で自分を食べようとする心理描写が最高。そして「殺してからにして」もまた最高。ラプスカリオンが何とも言えずキュートで可愛い(有能)。2024/07/26

アカツキ

17
レッド・スペース三部作の1作目。防衛警察の警部補ペトロヴァは仕事で失敗、母が隠居する遠方のコロニーへ左遷されてしまう。乗員は3名だけの旅、冷凍睡眠から目覚めると船は襲撃されて半壊していて…。SFホラー。いい感じに終わりそうだなと思ったが上下巻だったと気付いて、これで上巻なのぉ!?と心の中で叫ぶ。盛りだくさんな内容で面白かった。医師ジャンのデバイスが便利過ぎてご都合感が強いけれど、まぁいいか。2024/03/21

まぶぜたろう

17
滅茶苦茶に面白い。でも、これから読まれる方は、裏表紙あらすじも解説も全く読まないほうがいいです。2024/02/16

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