角川つばさ文庫 泣き虫スマッシュ！（４） キセキをつかめ！ 試練のラストゲーム

著者名：平河ゆうき【作】/むっしゅ【絵】

KADOKAWA（2024/01発売）

• ISBN：9784046322746

内容説明

あたし奈央。
転校先で出会ったことりちゃんと、バドミントンのダブルスで全国大会をめざしてる！

楽しみにしてた修学旅行中、大好きなおばあちゃんがたおれたと連絡が!?
離れて暮らすお父さんからは「みんなで東京にもどってこないか？」ってすすめられて……。
大きな病院でおばあちゃんを助けられるし、家族もひとつになれる。
でも、ことりちゃんとお別れってこと？
そんなのイヤだよ！　いったいどうすればいいの？
ことりちゃんに話せないまま、全国大会予選が近づいて……。

二人での最後の試合になるとしても、ぜったいに後悔はしたくない！
【小学中級から　★★】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[色素薄い系]

サブタイトルから終わりなのか？そうじゃないのか？みたいな状態だったけど完結のようです。千里と決着つけるのが終わりだと思っていたので違っていて驚いた。ことりのバドミントンのペアとしてだけじゃなく友達としても頼ってほしいと伝える部分は今まで奈央が引っ張ってきていた分成長を感じた。修学旅行から急遽帰らなくてはいけなくなった奈央へのお土産として買ったハンドタオルは普通に渡すと思っていたのでリストバンドにするのが意外だったけどこれ以上ない贈り物でしたね。

2024/02/10

[Theodore]

シリーズ4作目にして最終巻。内容的にどう考えても打ち切りです本当にありがとうございました。…児童書系を色々読んで思うのは女子だけでメインを張る話はあまり売れないイメージ。やっぱり子供のうちは女子同士の尊い関係性は受け入れられないのだろうか。あと祖母の病気や試合の流れなどでだいぶ希薄化されているが主人公の父親はかなりのクソ。そもそも娘が夢中でやっているものを将来の役に立たないからとやめさせるような親にろくな奴はいない。それが今さらのこのこ頭を下げて寂しかったなんて言っても許されると思うなよ！と私は思う。

2024/09/05

[読書太郎]

面白かったけど、完結してしまった。続くためにはもうひとつ何かが必要だったんだろうなあ。◆こういうスポーツものやアクションって小説だとどう書けばいいんだろうなって思うよ。この作品でもそんなに悪いとは思ってないんだけど、何か物足りない感じがするんだよな。多分それはつばさ文庫の紙幅では難しいんだろうけど。◆最後のエピローグは好きは好きなんだけど、あっという間に「こうなりました」って紹介されるとなんだか置いてけぼりにされたようで悲しい。今を、全力で！のラストカットはもう少し絵に力が欲しかった。

2024/06/07