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内容説明
あたし奈央。バドミントンが大好きな小学6年生!
転校先で出会ったことりちゃんと『ダブルス』のペアを組んでる!
二人でいどむ初めての大会、
ライバルたちを前に張りきってたけど、
「勝ち負けがすべてなの? 『楽しい』っていう気持ち、見失いたくないよ」
って、ことりちゃんが練習に来なくなって!?
変わりたい、強くなりたい。
二人だから、そう思えたのに……。
これからも、同じコートで、となりに立っていたいよ!
ぎくしゃくしたまま、一対一(シングルス)の試合で戦うことに!?
がけっぷちペア、試練の第2巻!
【第10回角川つばさ文庫小説賞《金賞》受賞作】
一歩をふみ出したいキミへ、勇気をもらえる応援ストーリーです!【小学中級から ★★】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
半熟タマゴ
9
性格も考え方も違う女子小学生2人がバトミントンのダブルスを組んでから初めて挑む大会。初勝利したものの奈央とことりの意見がぶつかり合いすれ違ってしまう。でも、一緒にバトミントンを続けたいという気持ちは同じで…。自分自身とペア相手と向き合うシーンが描かれていて、特にシングルスの決勝で戦う姿は2人の成長をぐっと感じられて良かったです。これからますます強くなっていくところを見守っていきたいですね。2023/05/07
色素薄い系
4
ことりからしたら奈央が勝ち負けだけに拘ってるように確かに見えるよなぁと思っていました。バドミントンを楽しむ事と強くなる事が結びつかなかった彼女を変えたのは千里の言葉というのが良かったですね。楽しむ為に強くなりたいとダブルスだけでなくシングルスを知る必要があると気付いたことりはまた1つ成長したと思うし奈央は自分の気持ちを伝える事の大切さに気付いたのでコンビとしての絆は深まったように思う。2023/06/13
読書太郎
0
お互いの考え方、価値観のギャップをどう埋めるのかがこの巻のテーマなのかな。強くなってライバルに勝ちたい子と、友達と楽しくプレイしたい子がどうやってお互いを受け入れていくのか。それは全力でプレイすることが=バドミントンを楽しみつくすことだということに気づくことで解決した。何事も浅瀬で遊んでたらスグに飽きてしまい、その本質的な面白さに気づくことはできないのかもしれない。全力で取組むことで見えてくる景色があるんだね。2024/01/06
Theodore
0
シリーズ2作目はペアを組んだ2人が遅かれ早かれ遭遇する問題「お互いの持つ価値観の相違」からの「意見の対立」「不和」をへて「和解」「さらなる絆の強化」へ繋がる黄金パターンストーリー。個人的には(いくら野球とバレーというスポーツの下地があったとしても)競技開始数ヶ月で県のトップレベルの選手と渡り合えるヒロインすげえ!って思う。まあ、大人から見ると平均身長でも小学生から見ると170センチってでかいわな。成長期が訪れて他の子との身長差が縮まってきたらどんな展開になるか興味深い。2023/08/15