内容説明
ダンジョン探索が普及している現代。
探索者をしていた青年・夜桜獅王〈よざくらししお〉は、推しVtuberの「ダンジョン食材を使ったごはんが食べたい」の一言で、推しにダンジョングルメを食べてもらうべく自らもVtuberになることを決める。
とんでも食材を豪快に！美味しく！調理して大バズリするが、それがとんでもない炎上につながることに！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
ダンジョン探索が普及している現代。探索者の青年・夜桜猪王が推しにダンジョン食材を使ったご飯を食べてもらうべく、自らもVtuberになることを決めるVtuber小説。中堅事務所所属Vtuber山主ボタンとしてデビューし、テコ入れで始めたところ想像以上にバズったダンジョン高級食材を使った食レポ。さらに探索者としての背景も明らかになる中で、あまりに美味そうな超高級料理に直面して、黙々と食べるしかなかった花火とのコラボ配信には苦笑いでしたけど、貰い事故のような炎上への冷静な対処も際立っていた彼の今後が楽しみです。2024/02/13
わたー
23
★★★★★面白かった。V好きが高じた結果、推しのVにダンジョン産の食材を使った料理を食べてほしいと、Vになった主人公。活動のテコ入れのためにダンジョン産の食材の料理配信をしたところ、大バズりするところから始まる現代ダンジョン×Vtuber×グルメモノ。強い要素同士を破綻なく掛け合わせ、一つの作品としてまとめ上げる。著者の地力の高さを窺わせる作品だった。特に、相当に練られているであろう現代ダンジョン周りの設定や、ダンジョン関連の法律などの情報を必要最低限の開示に留めているところが、いい塩梅で上手いなと。2024/02/12
こも 旧柏バカ一代
22
夜桜猪王は「やらないで後悔するよりやって後悔する」という信条を持ち、ダンジョン探索者としての資格を持ちながら、VTuberとしても活動を開始した。彼は推しのVTuberにダンジョン産の美食を提供するため、名を上げる必要があると考え、「デンジラス」に所属。料理配信で珍しいダンジョン産の食材を使ったことで一躍注目を集めたが、VTuberが重傷を負った時に子猫をポーションを使て救った事で炎上も経験。最終的には炎上を収め、VTuberとしての活動を続けながらも、推しを支えるための新たな挑戦を続けていく決意を固めた2024/09/02
サキイカスルメ
17
面白かったー！！ メインはVTuber＋ファンタジーダンジョン＋グルメ要素盛りだくさんでも、物語としてまとまっていて面白かったです。主人公の本性がわかり始めてから加速度的に楽しくなりました。VTuberと色々強い主人公の相性が良すぎて…。炎上とかがあっても全然ブレない屈しない、むしろ粛々とやり返す姿が安心感があってよかった。最強とかチートは個人的に苦手要素なんですが、この描かれ方ならむしろもっとやれと思えましたね（笑）本人の資質と経験からの強さっていうのもあるかも。食べ物も美味しそうだったなぁ、食べたい。2024/02/05
Junta
6
★★★★★ 推しのVtuberに飯をごちそうしたいがために、一流探索者がVtuberデビューする話。好きだなぁ。Vtuber山主ボタンのキャラが良い。強くて、料理ができて、男前で…男でも推したくなりますネ。巻末で続刊決定もありました。嬉しいです。続きが非常に楽しみである。2023/12/28
