内容説明
サバト帝国の奇策・シルフ攻勢によって敗走を余儀なくされたガーバック小隊。彼らは飢えと渇きに苦しみながらも命からがら城塞都市マシュデールへと辿り着く。だがサバト軍はすでにマシュデールの眼前にまで迫って来ていた。ガーバックたちは息をつく暇もなく、再び命を賭した防衛戦へと駆り出される。一方トウリは小隊を離れ、唯一の衛生兵として臨時医療本部の監督役に任命された。だがそれは、日々運ばれてくる数十人の負傷兵の中から「救える者」だけを選別(トリアージ)する、あまりにも過酷な仕事だった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
サバト帝国の奇策シルフ攻勢によりまさかの敗走を余儀なくされた王国。あまりの急展開に上層部の判断も後手に回る中、ガーバック小隊は城塞都市マシュデールへの撤退を目指す第二弾。飢えと渇きに苦しみながら命からがら城塞都市マシュデールへと辿り着いたトウリたち。しかしすでに眼前にまで迫るサバト軍相手の防衛戦で、唯一の衛生兵として臨時医療本部の監督役に任命されるトウリ。激戦で過酷なトリアージを求められ、さらに生き延びるためにシビアな判断を迫られる展開でしたけど、しかるべき停戦のタイミングを逃すとこれはもう泥沼ですね…。2023/12/27
史
5
しぶとく、図太く、絶望から生き残れ。2024/02/08
ひとり【ライトノベル紹介】
2
「TS衛生兵さんの戦場日記 Ⅱ」雑感 1巻読了後すぐ読みましたが、やはり面白い! 相変わらずネームドも平等に死に、舞台は無事に地獄に突入。一兵士にはどうもできない大いなるうねりに翻弄される時代。快方に向かってると信じる彼らの反面、ジワジワ詰みに向かってる状況がいいんだよなぁ(2回目) しかし、やはりゲーマー設定だけは気に入らない。 何が「直感」だよ。ぶっ飛ばすぞ。 転生前の「誰か」さんよ。私は君の名前も出身地も。どんな生活を送っていたかも知らない。君の実像を捉えられていない。↓2024/04/12
takave
2
いやぁ酷い敗戦でしたね・・・って終わらんのかーい!2024/02/02
タケミツ
2
面白かった。ちょっとだけ転生要素が頭をもたげてきた。トウリの行末が気になる。2024/03/19