身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価

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身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価

  • 著者名:ガボール・マテ【著】/伊藤はるみ【翻訳】
  • 価格 ¥1,899(本体¥1,727)
  • 日本教文社(2023/12発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784531081479

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内容説明

「いやだ!」「ノー!」と言わなければ、結局、身体がわたしたちの代わりに「ノー」と言い始めるだろう。

患者たちの語りから垣間見える、無力でストレスに満ちた子供時代。環境に自分を合わせ、生き延びるために無意識にとった戦略が病気の元となるとは……。

抑圧された感情がいかに自己免疫疾患をはじめとするさまざまな症状を引き起こすかを、患者へのインタビューを中心に“精神神経免疫学”の観点から解き明かす。

著者が患者に行なったインタビューの他、レーガン元大統領、フォード元大統領夫人、スティーヴン・ホーキング、ルー・ゲーリック、ジャクリーヌ・デュ・プレ(天才チェリスト)など有名人のエピソードも多数掲載。しっかりした医学的知見と心理学的的洞察に基づいた説得力のある一書。

目次

読者の方々に
謝辞
第1章 医学のバミューダ三角海域
第2章 いい子すぎて本当の自分を出せない女の子
第3章 ストレスと感情コンピテンス
第4章 生きたまま埋葬される
第5章 もっといい子になりたい
第6章 ママ、あなたも「がん」の一部なのよ
第7章 ストレス・ホルモン・抑圧・がん
第8章 何かいいものがここから出てくる
第9章 「がんになりやすい性格」は存在するのか
第10章 55パーセントの法則
第11章 単なる思い込みにすぎない
第12章 上の方から死んでいく
第13章 自己と非自己――免疫系の混乱
第14章 絶妙なバランス――人間関係の生物学
第15章 喪失の生物学的影響
第16章 世代を超えて
第17章 思い込みのメカニズム
第18章 ネガティブ思考の力
第19章 治癒のための七つのA
訳者あとがき
現註

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamaneko*

69
感情が、これほどまでに生理的な影響力を持っているとは。感情を抑圧することは、喘息やアトピーから自己免疫疾患まで広範囲の病理を引き起こす。感情を上手に表わせないと、人との親密な関係を築けないだけでなく、健康まで損なってしまう。いつも“冷静で客観的でいる”必要なんかない。感じたことは表現しないと!2014/10/06

wildchild@月と猫

34
著者の症例に基づく病気論に賛否はあるだろうが、患者が成長過程で無意識に構築してしまった「行動のクセ」「考え方・感じ方のタイプ」が、健康に影響を及ぼしたり、果ては病気まで引き起こす可能性がある、というのは、私としては内容にほぼ納得がいくものでした。身体と精神は本来一体(不可分)で、人間はいかに精神的な部分に身体を左右されているかということは、日々身に染みて感じています。私は「感情を抑圧」するタイプなので、今の自分の病気との付き合い方を考える上で、示唆に富む(耳に痛い)本でした。2015/05/03

vy na

16
心が「ノー」といっていた過去のことを抑圧されたままにしておくのはよそう。見つめ直して受け入れて、今の自分の身体に聞いてみようと思う。大変参考になりました。2024/11/19

ボルボン

14
感情との付き合い方ですよね。感情なんて邪魔だと思うこともあるけど、押さえつけるのはよくない。利用するとでも申しましょうか、それができればいいなと思いました。ネガティブな感情でもね。2016/07/09

気が向いたらかじかじ

10
「心」というのはやっぱり大切にしないとダメだなあ。「大切にしている“つもり”」ではダメで自分を顧みることが大切だなあ。、2010/11/20

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