内容説明
戦国乱世にその名を轟かせた希代の戦術家・武田信玄。武田家嫡男として生まれながら、「異相の子」として父・信虎に冷遇された晴信(のちの信玄)は、二十一歳にして父を駿河に追放、甲斐国の領主として立つ。北に上杉謙信、西に織田信長、南に若き徳川家康。無敵の武田軍を率い、割拠する勇将たちと覇を競いあったその野望と栄光の生涯を、雄渾な筆致で描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せ~や
18
過去に読了。時代小説は、言い方などの違和感もあって、なかなか読みにくい。
MIKETOM
6
あれこれ考える。もしも信玄が存命だったら三方ヶ原の後で信長と激突した後歴史はどうなったんだろう。信長は死に信玄は甲斐、信濃、駿河、遠江、美濃、尾張、三河を領有することになるんだろうか。日本史はガラッと変わるだろうな。本書によると山本勘助は実在しなかったんだとか。となると、あの変幻自在の作戦はほとんど信玄一人で立てたことになる。軍師としても一流だったんだろう。それにしても、北条ってのはやたら図体がデカいだけで何も行動しようとしない。せいぜい関東の小豪族をいじめるぐらい。お前は邪魔なんだよ・笑2019/01/31
蛇の婿
5
紙の本で買って読み始めたもののそのまま一度紛失。kindleにて読み放題に指定されていたため無料で再度手に入れたもののなかなかダメージがでかく読了が長引いてしまいました…武田信玄に少し興味を持ち、とりあえずざっくりどんなことをした人物か知ろうとまず松本清張の「信玄戦旗」を読んだものの、いまいち満足できなかったため手を出した作品です。うーむこっちを先に読んどけばよかったなぁ…全体的な歴史小説としての構成は『信玄戦旗』よりこちらの方が上なんじゃないかな。ラスト武田家の最後まで書いてくれているし。楽しく読了。2024/12/31
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