内容説明
魔王グリムとの死闘を経て束の間の平穏の中、アルスは自らの目標を「魔帝になること」と表明する。そのために必要な手はずを協力して整えるアルスたち一行の裏で《魔王の集い》は粛々と進んでいた……。そんななか高域において“最古の怪物”白狼(ルビ:フェンリル)が出現! それと連動して〝魔物行進〟(モンスターパレード)が発生。〝ヴィルートギルド〟の面々はこの侵攻を抑えるべく他ギルドと共同戦線を敷き奮闘する。そして……アルスの実力はついに多くの民が知るところとなる!!
規格外の力で伝説を圧倒するアルスを世界は放置するはずもなく……!?
世間知らずな世界最強の魔導師がゆく無自覚無双ファンタジー、第4弾!
感想・レビュー
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真白優樹
8
グリムがアルスにギルドを作ることを提案する中、六大怪物の一角、フェンリルが突然動き出す今巻。―――触れ得ざる怪物を前に示せ、探されていた可能性。 魔王会議の中でアルスが注目され始める中、魔法協会の誰かと内通しているフェンリルの手により魔物行進が始まる巻であり、伝説級との魔物の戦いの中、アルスが改めて夢を定める巻である。魔法協会に見初められ、ユリアの動きが本格化する中、アルスの夢はどうなるのか。ギルド結成の為に必要な人材は、果たしてアルスの元に集うのであろうか。 次巻も須らく期待であるべし。2024/01/02