内容説明
魔王グリムの凶刃に倒れるアルスの仲間達。その光景を目の当たりにしたアルスは、怒りにまかせて戦闘に突入。圧倒的な力で場を制するも、余力を残したグリムに撤退を許してしまう。
一連の騒動を終結させるべく魔法都市の上層部が下した沙汰は、グリム率いる“マリツィアギルド”とアルスが所属する“ヴィルートギルド”の全面戦争。戦う者、見守る者、暗躍する者――魔導師達の思惑が交錯するなか、アルスの規格外な実力が今、魔法都市に轟き渡る!
世間知らずな世界最強の魔導師がゆく無自覚無双ファンタジー、第3巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
怒りに燃えるアルスとグリムの緒戦が、グリムが分身体であった為に物別れに終わった後、ギルド同士の激突にもつれ込む今巻。―――その特異が魔法の世界を揺らす時、均衡は崩れ動乱が始まる。 前後編の後編と言える今巻は、それぞれの陣営の動きを描きながら魔王グリムとそのギルドとの激突に移る巻であり、アルスの魔王すら驚嘆させる特異性がこれ以上なく発揮される中、彼を愛するユリアも動き出す、本当の意味で全てが始まる巻である。その実力はもう隠し切れず、世界の均衡は確かに崩れ。果たして世界はどうなるか。 次巻も勿論楽しみである。2023/07/26
葛宮詠
0
おもしろかった2023/07/29