内容説明
創作の泉はポルトガル・リスボンにあった! イタリア人姑との攻防、運送業者との果てなき戦い、日本の風呂への渇望……。『テルマエ・ロマエ』原作者がヨーロッパの果てから綴る、苦悶と喜びあふれた4年間のモーレツ日記。《解説・本上まなみ》
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
52
とても悲しくおおいに心配なことがあったときに気分を変えたくて読んだ。・・・笑いました。ヤマザキさんありがとうございます。2016/02/26
メルル
30
姑がモーレツなんでしょうけど、ヤマザキマリ氏の生活すべてがモーレツな気がする。この慌ただしさの中で正気でいられるなんて凄い。日本人の感覚ではついて行けそうにない。でもそこは他人事。面白くて笑うのみ。言葉のキツさで裏表の無い人のような印象を受ける。生活の様々なことが漫画のヒントになっていることを知った。2016/03/01
阿部義彦
16
朝日文庫の新刊です。漫画家ヤマザキマリさんがwebに発表した文章が中心です。本当にヤマザキさんの、生き方はモーレツ人生に尽きますね!そんな彼女の栄養源は?本文ママ→やっぱり音楽なんですね。私の栄養源は。ご飯の次に音楽。その次に本。その次に映画か・・。という事でこの辺は私とさして変わらない事が発見です。そういえば彼女の母親はオーケストラの演奏家でしたね。男と違って女はどこにでも直ぐに馴染める性なんでしょうね。男の旅嫌いの私からしても羨ましく思います。また良い作品を残して下さい。プリニウス楽しみに読んでます!2015/12/09
わゆ
15
とんがった人だなぁ。人に読まれることを前提とした日記でここまで毒吐きをしていたのなら本音は更に凄まじかったのだろうと、読みながら少々疲れました。お住いのポルトガルやお出掛け先の体験は楽しく読めました。2016/01/30
KF
14
ポルトガルという国についてはそれ程関心は無かった。欧州は何処へ行ってもそれぞれの国の言語になるので「え?またポルトガル語やらなきゃならんの?スペイン語じゃダメ?」と思ってしまう。これ迄はブリテン島を英語、イタリアをイタリア語、ドイツをドイツ語で対応してみた。ベルギーの時だけ英語でこなした。イタリア語とドイツ語もほんの少ししか出来なかったけどね。でも一冊読んでみると「面白そうな国!」と盛り上がった。英語でこなそうとせず少しでも各国語を齧ってみたい。ヤマザキマリは面白そうと感じる事が出来た。読めて良かった。2021/03/26