中公文庫<br> バルザック(上)

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中公文庫
バルザック(上)

  • ISBN:9784122074453

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内容説明

『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』ほか全九一篇、登場人物二〇〇〇人による壮大な「人間喜劇」を構想したバルザック(一七九九―一八五〇)。富と名声を求めて旺盛な創作活動に邁進し、天才と俗物の間を生きた人間の魅力をあますところなく描き切った本格評伝。

【目次】
第一篇 青春と初舞台  
 第一章 少年期の悲劇  
 第二章 運命への早まった問いかけ  
 第三章 オラース・ド・サン・トーバン小説工場  
 第四章 ベルニー夫人  
 第五章 商業的幕間狂言  
 第六章 バルザックとナポレオン 
第二篇 仕事部屋のバルザック  
 第七章 三十男  
 第八章 書斎のうちとそと  
 第九章 カストリー侯爵夫人  
 第十章 バルザック自己の秘密を発見す  
第三篇 小説を地で行く  
 第十一章 未知の女

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

73
シュテファン・ツヴァイクの本を読んだことがあって本書を手にした。バルザック作品は少しは読んできたし、繰り返し読んだ本もある。が、バルザックの桁外れの人生(人間性)は知らなかった(知ろうとしなかった)。本作はツヴァイクのバルザック愛(畏怖)がたっぷり詰まってる。とにかく面白い。直ちに下巻へ!2024/02/07

うた

9
ツヴァイクがバルザックを尊敬していたことは知っていたが、よもやこれほどとは。太っちょの作家が深夜から始まる執筆と出版社泣かせの校正する様子を、まるで英雄が戦っているかのように描いてみせる作家は初めてだ。私はゴリオ爺さんやいくつかの短編中編のみと、バルザックのよい読者ではないが、十分に彼から発せられる過剰な熱量を感じ取ることができる。2023/12/08

やいっち

7
シュテファン・ツヴァイクの本を読んだことがあって本書を手にした。バルザック作品は少しは読んできたし、繰り返し読んだ本もある。が、バルザックの桁外れの人生(人間性)は知らなかった(知ろうとしなかった)。本作はツヴァイクのバルザック愛(畏怖)がたっぷり詰まってる。とにかく面白い。直ちに下巻へ!2024/02/11

斉藤達也

2
シュテファン・ツヴァイクの本はこれまで岩波文庫の「マリー・アントワネット」と「ジョセフ・フーシェ」しか読む機会が無かったが、いかにもディケンズの影響を受けたような、ユーモア・ウィット・皮肉に満ち満ちた、情熱的な文体が印象に残っている。そのツヴァイクが欲望の権化のようなバルザックの伝記を書くのだから、面白いに決まっている。久々に一気に本を読み切ることが出来た。2023/12/11

国見弥一

1
シュテファン・ツヴァイクの本を読んだことがあって本書を手にした。バルザック作品は少しは読んできたし、繰り返し読んだ本もある。が、バルザックの桁外れの人生(人間性)は知らなかった(知ろうとしなかった)。本作はツヴァイクのバルザック愛(畏怖)がたっぷり詰まってる。とにかく面白い。直ちに下巻へ!2024/02/11

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