ハルキ文庫<br> 凪の海 横浜ネイバーズ(3)

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ハルキ文庫
凪の海 横浜ネイバーズ(3)

  • ISBN:9784758446006

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内容説明

<山下町の名探偵>という名誉だがダサい二つ名を持つロンこと小柳龍一は、友人の凪が所属するバンドのライブを観るため、川崎のライブハウスにいた。終演後、熱気さめやらぬ楽屋で凪は見知らぬ女性にナイフで切りつけられる。メジャーデビューを控えていた彼女は、その事件の影響で活動を中止してしまう。凪の危機にロンはどう動くのか……表題作他、〝eSportsの闇〟〝転売ヤーの実態〟を描く作品を収録した、大人気・現代版IWGP、最新刊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

75
1話目はゲームを殆どしないので取っつきにくかったがeスポーツというその世界でも八百長とか賭博とか蔓延ってしまっている、2話の推しの転売問題は犯罪にはならないだけに取り締まる事もできず難しい問題、3話そのつもりはなくても闇バイトで強盗をやらざるをえなくなるというのは恐ろしく取り返しがつかない、最後は凪が女性に襲われる事件が起きる、中学の時川崎である事故に遭遇していたがそこには彼女の辛い過去が関わっていた、現代の社会問題を描く4編 これでもう終わりかなと思っていたら4に続くとなっていた。 2023/12/21

ヒデミン@もも

48
岩井圭也さんノッテルネ〜。もう4巻目も出てるらしい。これも心優しい読み友さんからお借りした本。もう4巻目も読むつもりでいる。凪の過去はちょっと重かったが、川崎は最近訪れた街なので、情景が浮かんで読みやすかった。2024/02/21

ぽてち

36
半年ぶりの「横浜ネイバーズ」その3。今回も“山下町の名探偵”ことロンが様々な依頼を解決に導く。依頼内容はプロゲーマー、テンバイヤー、闇バイトの3篇で、相変わらず今が旬のネタをうまく取り入れている。それに加えて、タイトル作である凪の過去にまつわる1篇が続く。これは本書中最長のエピソードで、さすがに力が入っている。凪だけでなく、ほかのレギュラー陣もそれぞれ成長しており、それぞれの目指す場所へ向かっているようだ。例によって、マツがメインの章は短めでかわいそうだが(笑)。2023/11/19

九月猫

35
今回は、eSportsでの八百長、アイドルグッズの転売ヤー、闇バイトのアポ電強盗。そして表題作は凪の過去の苦い思い出から続くお話。 サガミ港産の社員さんがいい人ばかりなのが妙に印象深い。 凪の言葉「ロンに相談する時はよく注意しなければいけない。こいつは一度関わると決めたら、とことんやりきってしまう」がすべて。 “隣人”の困りごとを聞いたら放って置けない。聞いた時は面倒だと思う反面、動くと決めたら躊躇わない。 まだシリーズは続くようなので、この先のロンちゃんと仲間たちの活躍が楽しみだ。2023/12/27

よっち

34
<山下町の名探偵>という名誉だがダサい二つ名を持つロンこと小柳龍一が、メジャーデビュー間近の友人・凪のために過去の事件を調べ始める第三弾。ロンのもとにもたらされるeSportsの八百長問題、襲われる転売屋、闇バイトに誘われた男といった事件。そして楽屋で起きた事件の影響で活動を休止してしまった友人・凪と、過去の彼女に起きたほろ苦い事件の真相。今回も困った周囲の人たちに頼られるロンという構図から、仲間たちの力も借りながら依頼人の憂いを晴らしてゆく姿が印象的でしたけど、ヒナとの今後も気になるところではあります。2023/12/11

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