内容説明
横浜・中華街、四川料理の名店「翠玉楼」は来月で閉店を迎える。いずれはオーナーの座を継ぐつもりでいたロンこと小柳龍一は当てが外れ、毎日することもなく、ぶらぶらと暇を持て余していた。二十歳を超えたからって、まだ将来なんて決められない。そんな働く気も夢も、何もない彼の元に次々と厄介事が持ち込まれる。それはロンが〈山下町の名探偵〉と呼ばれていたからだ。「何も手にはもっていないけれど、それでも」──大きな共感を集める等身大のヒーローが誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
100
ロンこと小柳龍一。高校生の時にある出来事を解決した事により〈山下町の名探偵〉と呼ばれ、かつての同級生の妹が転落死した真相を解明する。そんな彼の元には厄介な相談事が持ち込まれる。舞台は横浜中華街。マツやヒナ、警官の欽ちゃん等、ネイバーズ(隣人達)と協力してトラブルを解決。ロンの母の件、ヒナの謎を匂わせる不穏な終わり方💦。次作はもう出てる。タイトルは「飛べない雛」。ヒナのが隠してきた秘密が明かされる事になるのか。2023/09/20
toshi
94
連作短編ミステリー小説。中華街に住む「山下町の名探偵」ことロンが、出来する事件を次々と解決して行きます。ストーリーはやや粗削りなところもありますが、楽しめます。私は東直己氏の「探偵はBARにいる」を少し思い浮かべました。続編もあるようです。2025/10/30
みかん🍊
94
横浜中華街の名店の孫として生まれ育ったロンはフリーターだが高校時代から山下町の名探偵と呼ばれていた、そんな彼のもとには街の人々から厄介な事件が持ち込まれる、課金や振り込め詐欺など現代の様々な問題を孕んだ4つの事件、地元を愛し、頼まれると断れないロンだがかなり危なっかしく命の危険まで感じる、まだ20歳のロンはこの先どうなっていくのか心配でもあるが幼馴染みのヒナやロンの両親のことなどまだ明かされない謎もありこのシリーズはまだまだ続く様だ。2023/05/26
はにこ
77
面白いシリーズを見つけた!って感じ。池袋ウエストゲートパークゲートパークっぽい感じだね。中華街が舞台なのも良い。時には命がけの依頼ごともあってドキドキもあり。まだまだ謎が残ってるじゃんと思ったら続編も結構あるのね。この作家さん、こういうのも書けるんだね。すごいな。2026/05/23
雪
63
岩井さんのシリーズもの。読みたいと思っているうちに出遅れて、ようやく読み始めたがもう4巻まで出ているとは。(5巻も刊行予定)。横浜中華街を舞台に、主人公ロンこと小柳龍一が仲間と共にトラブルを解決してゆく連作短編。現代の社会問題が散りばめられ、1話1話がなかなかのボリュームで面白い。スピード感がありぐいぐい読めます。続きも楽しみ。2024/05/27
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