内容説明
ユーギニス国第一王女のソフィアは、九歳にして魔女の前世を思い出した。二百年前、孤独な生涯を終えるなか最期に願ったのは「次の人生は覚えた魔術を使って幸せに暮らす」こと。
でも、今の自分は「ハズレ姫」と呼ばれ、城の使用人からも虐げられて栄養失調状態。魔術は使えるし、祖父である国王陛下に訴えて、改善されなかったら王宮を出て行こうと思っていたけれど……あれ？ 私、意外と愛されている？
孫が大好きな国王やちょっと過保護な美麗騎士たちと紡ぐ、虐げられ王女の痛快逆転物語、開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
41
この本は・・・自分の運命は自分で切り開く者達のカッコ良さ？っていうか・・よかったですよ。王女様でありながら城の使用人からいじめられて虐げられて・・親に見向きもされない9歳の女の子ソフィア。なんでそこまでされるのか。欲と権力に固執する権力者の傍系達。そしてそんな家族ってお姫さん、あなただけじゃなく、僕たちもそうですよと二人の付き人に見守られ・・それぞれが救われていく💛。が、世間知らずに育てると領土問題にまで発展してしまいます。子供は上手に育てなくては身の破滅を招きますね。下巻にいきます(#^.^#)2024/04/26
蒼
1
kindle2023/11/27
長峰
1
ハズレ姫と呼ばれていたソフィアが自分の前世を思い出し、現状をかえる為に努力していく姿に惹かれました。 当たり前のように与えられるはずの両親からは無視され、イトコである少女イザベラや使用人たちから虐げられる。それを前世を思い出したことで変えて、自分自身も努力していくのは大変だったはず。ソフィアの周りにいる護衛騎士たちや他のキャラもそれぞれ、親の愛を得られなかったけど努力で変えた者、得られなかった事実では受け入れなかった者との対比が面白かった😅2024/02/21
菊地
0
もうちょっと「魔女」要素が生かされるのかと思ったら、「前世由来の大人びた考え方と振る舞い」によって人生が変わる感じだった。 面白いは面白かったんだけど、次巻ではもう少し前世要素が生かされると嬉しいな。2024/01/09
