回帰した悪逆皇女は黒歴史を塗り替える 1

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回帰した悪逆皇女は黒歴史を塗り替える 1

  • 著者名:緋色の雨【著】/鍋島テツヒロ【イラスト】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • KADOKAWA(2023/12発売)
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  • ISBN:9784047377165

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内容説明

暗殺、毒殺、機密漏洩…あらゆる悪事に手を染めたアリアドネは
悪逆皇女として断罪されようとしていた。
死の瞬間、知らされた真実は信頼していた兄・ジークベルトの裏切り。
後悔する間もなく処刑されたアリアドネだが……目を覚ますとすべての始まりの日に回帰していた!

1度目の人生そのものが黒歴史。
そう気づいたアリアドネは、
過去に犯した罪の償いを決意するとともに
自分を利用した悪辣な人々には復讐を誓う。

謀略うずまく王宮で、かつての敵と手を組んだアリアドネの反撃が始まる!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

31
野心家の異母兄ジークハルトに利用され、彼を王位に付けるために悪事に手を染め続けた挙げ句に処刑されたアリアドネ。後悔を胸に処刑された彼女がすべての始まりの日に戻るやり直しファンタジー。1度目の人生そのものが黒歴史で、その過去の償いと復讐を誓って悲劇を回避すべく動き出したアリアドネ。実は毒殺だった母を救い、王位継承者アルノルトに恩を売って庇護を得る一方、かつての記憶を活かして巧みにジークハルトたちを出し抜いた彼女の境遇が、以前は知り得なかった事実によって構図をガラリと変えていく展開はなかなか面白かったですね。2024/01/01

わたー

21
★★★★★面白かった。腹違いの兄のために悪事に手を染め、政敵である第一王子派閥を壊滅せしめた主人公のアリアドネだったが、断罪されるときに兄の裏切りを知る。失意の中で処刑された彼女が、過去に回帰したことから始まる異世界ファンタジー。死に戻り系の作品で「回帰」という単語を使っているのは耳馴染みがなかったのだが、逆に気になる点はそのぐらいだったので面白く読ませてもらった。前周回で自分を裏切った者には相応の報いを、自分のせいで不幸にしてしまった者には手厚い対応をとる主人公の姿は、前周回は信じる人物を間違えて2024/01/04

サキイカスルメ

13
主人公兼ヒロインのアリアドネの大人らしい謀略と、恋愛だと少女になってしまう可愛さにギャップがあって良かったです。 復讐だけではなく、自分が陥れてしまった善良な人達への贖罪もしていくので暗くなりすぎず読みやすかった。 大満足!!2024/01/01

尚侍

5
とっても面白かった。序盤は物語の方向性が今ひとつわからず、どういう話なんだろうと思いながら読んでいましたが、中盤以降は神経戦が主流になったことで俄然面白さが増しましたね。この手の女性向け作品の神経戦を読むのが大好きなので、これはぜひ続きが読みたいですね。ただ、個人的にはラブコメ要素は本作にはなくてもいいのではないかと思うものの、その部分は特に作者が楽しんで描いているようにも感じられたので、そのあたりはうまく話の流れとのバランスがとれてくれればと思います。2024/01/23

bulbul

5
孤独から救ってくれた義兄の為に悪に手を染め捧げた見返りが「不名誉な動機を捏造された挙げ句の処刑」! アリアドネの無念が冒頭から胸に突き刺さります…(笑)。回帰後にアリアドネを巡る陰謀が大き過ぎて生き残れるか心配。それにしても王家の拗れた愛憎の深さと国王の無力さ(フリ?)が気になるし切なかった。2023/12/30

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