講談社文庫<br> 杜ノ国の囁く神

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講談社文庫
杜ノ国の囁く神

  • 著者名:円堂豆子【著】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 講談社(2023/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784065334102

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内容説明

前作『杜ノ国の神隠し』に反響の声、続々!!

「ただのファンタジーではない」
「とにかく面白かった」
「あっという間に読了」
「綺麗で壮大な世界観」
(読者モニターさんのコメントより)

『杜ノ国の神隠し』に続く、文庫書下ろし古代和風ファンタジー続編!

神はいる。しかし、神は神、人は人。
人は神に支配される必要はない――

古代日本を思わせるその国で、
不思議な力を手にした大学生の真織。
青年となった玉響とともに、
真織は自分に何ができるのかを探す。


大学生の真織は、古代日本を思わせる杜ノ国に迷い込み、少年王・玉響と出逢う。
最高位の神官神王であった玉響だが、不死の身体を失い、真織や千紗杜と呼ばれる郷の人々と行動を共にする。
やがて二人は国の中枢水ノ宮と周辺で蠢く勢力争いに巻き込まれてゆく。
古代和風ファンタジー、続編!
〈文庫書下ろし〉

目次

杜ノ国の囁く神 目次
―予祝―
―産土―
―神領―
―黎明舎―
―奥ノ院―
―霊実―
―祟り―
―天女の花―

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

56
シリーズ2作目。真織も玉響も物語の最初を思うとすごく変化し逞しくなりました。自分を客観視することでその立場やこれからの在り方に疑問を持ち揺れ動く様子は心配で親のような気持ちで見守りました。女神をまつる人々にも様々な利害関係があり、対立が見えこれからの物語の展開が楽しみです。2023/12/07

よっち

37
杜ノ国に迷い込み、少年王・玉響と出会った大学生の真織。真織や千紗杜と呼ばれる郷の人々と行動を共にする玉響が、国の中枢である水ノ宮と周辺で蠢く勢力争いに巻き込まれてゆく第二弾。不死の身体を失いながらも御種祭でのことは不問とされ、千紗杜で真織と共同生活を送り始めた玉響。そこに神王四家の一つ杜氏の長・黒槇から、神領にいる玉響の生家でもある地窪氏の窮地を告げられ、奥ノ院に命の石を確かめに行く真織たち。ト羽巳氏の専横が明らかになってゆく中で、縛り付けられていた女神の力を解放して向き合った二人のこれからが楽しみです。2023/11/15

色素薄い系

5
面白かったです。前回身体は大人になったけど中身は12歳のままでまだ人間として未熟だった玉響が新しい感情を手に入れました(というか取り戻した?)。不老不死の権能は結局真織と共有されたままという事も分かりましたが、これは人に戻りたい気持ちが強くなれば失うのかもしれないと感じました。女神の願いを叶えた事でこの後神王という制度がどうなるのか不明だし、現神王の流天が無事家族の元に戻れるのかも気になりますね。持ち出した石を元の場所に返しに行くとかあそこに集められていた理由などまだ未解決の部分があるのでまだ続きそう。2023/11/27

万論

5
ほんわり・ほっこりー読後の感想。どこを目指すかが、問題だったが、無事に降りたった。まだまだ在り様が残されているので、終わりにするのか不明。2023/11/26

アヤ

4
続編。真織は古代日本風の異世界で生きていくことを決意し、真織と運命共同体になった玉響も人として生きていくことを決意。神と人との狭間にある二人と、その世界が次の一歩を踏み出した話。政治的な生臭い話もあるけど、それも神絡み。また魅力的なキャラクターが出て来たが、もう続編はないのだろうか。2024/04/21

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