電撃文庫<br> 春夏秋冬代行者 秋の舞 上

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電撃文庫
春夏秋冬代行者 秋の舞 上

  • 著者名:暁佳奈【著者】/スオウ【イラスト】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • KADOKAWA(2023/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784049150766

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内容説明

「汝の名は『秋』、夏に続く者」――
 かつて、神々たる四季は人間の一部に自らの力を与えた。春夏秋冬の季節を顕現する者は“四季の代行者”と呼ばれ、権能を得た者達は、人の身でありながら季節そのもの、つまり現人神となった。
 時は移り変わり黎明二十一年仲春。
 大和国の秋の代行者、祝月撫子は春を満喫していた。傍らに控えるのは護衛犬の花桐、侍女頭の真葛美夜日、若き側近の白萩今宵。そして撫子の初恋の人であり、代行者護衛官でもある阿左美竜胆の姿があった。彼らの和やかな日々は、ある外交問題によって突如霧散していく。
 彼の国の名は橋国。海を挟み、大和から遠く離れた場所にある異郷の地。
 陰謀蠢く橋国からの要求は、秋陣営をかつてない窮地へと追い込んでいく……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星野流人

41
今回は秋のお話。代行者たちの中でも特に幼い撫子の、その生い立ちにまつわるエピソード。上巻の時点では撫子があまりにかわいそうで、救いがないまま下巻への引きと相成りました。どうなる、秋……。いや、竜胆を信じるしかない。今回は海外が舞台ということもあり、今までとはまた違った立ち回りの代行者が現れたりと、世界観が広がっていった感じです。春と夏の物語を経て、狼星や瑠璃がそれぞれ成長したことが実感できるシーンが多くあり、良かったです。少女のような見た目の侍女頭・真葛さんと、護衛犬・花桐が可愛かったです2024/03/06

よっち

38
護衛犬の花桐、侍女頭の真葛美夜日、若き側近の白萩今宵に囲まれて、ようやく春を満喫できるようになった大和国の秋の代行者・祝月撫子。しかしそれも外交問題によって突如霧散していく第六弾。海を挟み、大和から遠く離れた場所にある、異郷の地・橋国から当地の秋の代行者に会って欲しいという要請。積極的には引き受けられない状況で、四季代行者間のやりとりの末に結成された訪問チーム。訪問先での唐突な提案もあって、橋国側の不穏な状況も垣間見えるようになってくる中、様々な思惑が絡んだ末での襲撃は…今後の展開が気になる結末でしたね。2023/11/10

y--75

25
橋国ってモデルはアメリカだよね。現実とは似て非なる世界だから、全く同じというわけではないけど。宗教の問題といい、随所に社会への批判が垣間見える。最後は「え!?」と言いたくなるような展開になって次巻へと続く。2023/11/12

ぐっち

23
今年の年越し本。表紙の「誰?」主従は外国の秋、真っ向からショタ主従をぶつけてきましたね!橋国・佳州の秋の代行者リアム(年下)から求婚される撫子。またもや誘拐!犯人の真意はどこに?今回も引き込まれて読んでしまう。撫子が親から放置されてきたからこそあんなにいい子なのがつらい。続けて下巻へ。2024/01/06

starly

21
現人神達の物語、秋の章。 メインは何と言っても秋の代行者、撫子ちゃん。それに加えて夏、冬の代行者達と護衛官の協同任務。上巻はあまり春の出番無し。大和から出て初の海外での任務。海外にも大和と同じく代行者や護衛官、射手もいるようで今のところ海外の秋の代行者、護衛官が登場。初の海外の撫子。不安や怖さを胸に抱いてるものの代行者としてしっかりしないと…と幼いながらに色々と大人の事情を汲み取って思考。早く大人になろうと焦る撫子。秋のメインのお話との事もあり、彼女をより詳しく知る事が出来た上巻。2023/11/22

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