内容説明
新幹線の窓からなにが見えるだろうか。縄文時代の貝塚から昭和の歴史遺産まで、見どころ満載なのが東海道新幹線だ。田子ノ浦や老蘇の森に古代の貴族たちが詠んだ風景を想像し、清州城や関ヶ原の古戦場に戦国大名の栄枯盛衰をたどる。明治の先取の気質を豊田佐吉の生家や井上勝の墓に感じ、熱海城や八ツ山橋にゴジラの悲哀を思う。車窓に拡がる歴史的スポット百カ所以上を全線地図とカラー写真を付して詳述。乗り越し注意。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yori
4
★★★★☆ 昔は何日も歩いた東海道を今は新幹線でピューっと。でもその道中には色々な歴史が詰まっているのですね。歴史を知ると数倍楽しい道中。老樹ファンとしては各地に大クスがあるのが嬉しい。2014/05/18
Humbaba
1
東海道は日本の交通の中でも大きな役割を果たしている。新幹線に乗っているとただ通過するだけの場所かもしれないが、そこには様々な歴史がある。途中下車して散策してみれば、ただ見て、通過していたのがもったいなく感じるようなものも見つけられるかもしれない。2015/12/02
あすたりすく @本の虫
1
新幹線に乗れば2時間半の道のりも、様々な史跡が集まっているのは流石に東海道と感じました。特に戦国時代、幕末の史跡が多いですね。これから新幹線を利用するときは車窓が面白くなりそうです。2014/10/06
yonet35
0
図書館本。文庫本なのだがオールカラーでズシリ重みを感じる。重さもあるが中身も濃い。これ持って新幹線旅行したい。東海道沿いのガイドは数あれど、新幹線沿線というのが面白い。お陰で横須賀水道を知り、歩いてみたくなった。面白いし、旅のお供にしたいのでKindleで購入しようかな?と考えている。(Kindleだと文字検索できるから便利)古墳や山が丁寧に紹介されており、車窓から見える小山が気になっていたのですっきりした。Googleマップとセットで車窓を楽しめるに違いない。2025/07/03
ゆうへい
0
東京と新大阪までの新幹線の車窓から見える歴史的な史跡が書かれています。情報は古いですが、分かりやすく描かれていました。図解つきでどのくらいのタイミングで見られるか、場所の位置も確認できます。新幹線を頻繁に利用していて車窓から気になったものとほんの一瞬しか見られないものもあり、再認識できました。2025/03/23
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