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内容説明
ワンマン社長の病状悪化により、
ついに後継者問題に終止符を打つことになった
UEMATSU塗装工業。
ドラ息子の副社長か、それとも優秀な腹違いの息子か。
旧態然のワンマン企業に、変化の時が迫る!
そして新社長決定の余波は、植松家を巡る「男と女」の関係にも
変化をもたらし始めて…!?
急激な変化の時を迎える企業の
「オモテ」と「ウラ」で島が動く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
17
社外取締役というポジションであるからこそ、会社がよりよく見える、ということはあるかも。それでも、人であるかぎり、期待が目を曇らせ、人選を誤ってしまうことがある。いわゆる伝統的なお家騒動の物語が繰り広げられているようでいて、それぞれの人物は一面的ではなく、簡単に善悪で線引きできない複雑なキャラクターとして造形されている点がいい。人の集団である企業という生き物に、だからこそ島耕作は魅せられ続けているのだろう。2023/11/10
KDS
3
UEMATSUの後継者問題は、社外から呼び寄せた優秀な植松会長の婚外子・剣持が就任することで決着をみる。業界一の会社を目指して剣持新社長はその辣腕を奮い始めるが、次第に度が過ぎたワンマンぶりを発揮して独裁者のような強引な人事を行っていく。それにより遂に自殺者までも出すことになってしまった…!新シリーズに入ってからは「原点回帰」ともいえるストーリー展開でとにかく面白い。こんなはずじゃなかったと困りはてた島たち社外取締役の面々は、剣持社長に対抗し得る存在として新たな人材を社外取締役として迎える。次巻も楽しみ。2023/10/28
shonborism
3
UEMATSUの社長交代とその後の独裁体制。男女のドロドロ感こそやや淡白ながら、ある意味シリーズ内で「原点回帰」的な展開になっている。2023/10/26
Akio Aratani
1
獺祭が喝采か2023/11/08
まーち
1
UEMATSUの遺恨改革スタートと共に、終盤に、新たなライバルの出現。八木が蘇ったのかと思い、過去本を探したら、結構違っていました。改めて、自身の記憶力に不安を覚えました。2023/10/23